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とにかく泣けるおすすめ恋愛小説15選!【年間100冊読む筆者が厳選】

「泣きたい気分…」「恋愛小説でキュンとしたい!」など本を読む動機やキッカケは様々。でもそんなときに限ってどんな本を読んだらいいのかというのがわからない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は年間100冊読書している筆者が、泣けること間違いなしの恋愛小説を紹介します!

筆者が勧める恋愛小説の選び方!

「思ったより泣けなかった…」「なんだか購入した本がイマイチ…」せっかく本を読もうと思って購入したのに、面白くなかったなどといった経験ありませんか?ここでは筆者おすすめの恋愛小説の選び方を紹介します。

直感買い!


背表紙がずらーっと並べられていたり、カバータイトルが見えていたり、色んな陳列で配置されている本屋さん。まずはゆっくり本のタイトルやカバーなどを見てみます。そこで「コレなんだろう?」といったピンときたものを選んでみましょう。

“タイトルが興味深い”“表紙が綺麗”といった理由はなんでもOKです。自分の中でコレだ!と思ったものを手に取る直感選びもおすすめです。

過去に面白かった作者の作品を購入

 

今まで読んだ本の中で「面白かった」「つまらなかった」という感想は必ずしも持つと思います。その中で「面白かった」本の著者が出版しているものを選んでみるといいかもしれません。

表現や描写の仕方、物語の組み立て方というのは著者によってそれぞれ。もしかしたら面白かった本の著者の本は、あなたの好みの小説が多いかもしれませんよ。

 

筆者はジャンル毎におすすめ著者を決めています。例えば恋愛系、ミステリー系、ヒューマンドラマなどそれぞれにお気に入りの著者を決めて本を購入することが多いです。同じ作家さんで同じジャンルでも色んなストーリーを楽しめます♪

冒頭を読む

店頭で気になった本があれば、まずは冒頭を読んでみましょう。その1、2文でもしかしたらあなたは物語の世界に引き込まれていくかもしれません。逆に「なんだかよくわからないな」というものもあります。

冒頭を読み「家でゆっくり読みたいなぁ」と思えるものがあれば購入するといいでしょう。

 

 

本屋大賞などの受賞歴を参考にする

実は侮れない“本屋大賞受賞作品”。無類の本好きが働いている本屋さんが選んだ本だからこそ評価をする側の意見だけではなく読み手の視点も感じられます。予め過去に本屋大賞を受賞した作品をピックアップし、本の冒頭を読んでみるといいかもしれません。

初めて何気なく“本屋大賞受賞”作品を購入したとき、最初はあまり気持ちにも波がなく、「失敗したかなぁ」と思っていました。しかしクライマックスからラストシーンにかけてとてつもなく感動して涙を流してしまったことがあります。本屋大賞受賞作品はかなりおすすめのものが多いです。

これだけは止めたほうがイイ!失敗する恋愛小説の選び方!

「映画の方が面白かった…」「なんだか飽きちゃったなぁ」と最後の1ページまで本にのめり込むことができなかったり、本選びを失敗したなんてことありませんか?ここでは失敗しない本の選び方を解説します。

 

話題の作品を中心に選ぶ


“芥川賞受賞作品”や“有名人の○○が発表!”“ベストセラー小説!”というように話題になっている=面白いとは限りません。実際に私も何冊か外したことがあります。多くの人が「面白い!」と称賛したり、共感を持っていても感情や好みは十人十色。

自分にとっては面白くない作品が存在することもあるでしょう。気になる本としてピックアップするのであればまだしも、何も考えずに「○○賞の作品だ!」といって購入すると失敗する可能性が高いです。

 

映画が面白かったから!

小説が原作になっている映画は数多くあります。私の経験談からいって映画と小説の面白さは比例しません。映画は音や表情、空気感、タイミングなど目や耳で感じることができます。一方で小説は自由に登場人物や描写風景をイメージすること可能です。

それぞれの特性があり、メリットには違いがありますよね。映画で面白いと感じたシーンは小説では心が躍らないことも。小説は文体だからこそ読み手の自由な描写が生きます。失敗する前にその映画を本で読みたいのか?というのを問いかけてみて下さい。

 

 

泣けるおすすめ恋愛小説15選!

それでは早速泣けるおすすめの小説を紹介します。ここで紹介する小説は実際に筆者が読んでお勧めしたいと思った作品ですので参考になればと思います。

君の膵臓を食べたい


引用:Amazon.jp
著者:住野よる
価格:¥734

どんな話?
膵臓病により余命を宣告された“桜良”の『共病文庫』を拾ったことをきっかけに主人公との2人の距離は近くなります。何気ない高校生の日常を過ごしながらもせまってくる彼女の余命。
ラストシーンでは今までの中で1番号泣しました。特別な友達である2人が過ごした時間があるからこその涙。誰しもが号泣することは間違いなしです。

 

テンポの良い2人のやりとりのシーンがとってもお気に入りです。恋人ではない大切な友達以上の関係に学生時代の男友達を思い出しました。あまりにも良い小説だったので家族にもおすすめしたほどです。

盲目的な恋と友情


引用:Amazon.jp
著者:辻村深月
価格:¥605

どんな話?
恋愛も知らないお嬢様大学生が恋に溺れる物語。初めて知ってしまった感情だからこそ不器用で、どうしていいのかわからないもどかしい気持ち。
恋愛って楽しいけど相手の言動や行動に一喜一憂したり時には辛く悲しむことも…。切なく苦しい想いを感じました。
パートナーや恋人とうまくいかないとき、片思いのような不安になる気持ちやドキドキ感をこの本を読んで改めて思い出してみてください。喧嘩をしても大切な人がいる素晴らしさを実感するでしょう。

天使の卵


引用:Amazon.jp
著者:村山由佳
価格:¥680

どんな話?
村山由佳の大人気『天使シリーズ』第1作品。一生に一度の一目ぼれをした主人公・歩太。出会った彼女との辛く悲しいラブストーリー。ハッピーエンドではないけれどなぜか読みこんでしまう作品です。
ラストの衝撃的な内容には多くの人が涙したほどのベストセラー小説。
筆者は何気なく購入した本でした。しかし、最後には衝撃を受けました。温かみも感じつつ『死』とも向き合う作品です。このシリーズをきっかけに著者・村山由佳さんの作品の虜になってしまいました。

自分がちっぽけに感じて何もかもか悲観的になってしまったとき、「もっとつらい思いをしている人がいる」と改めて立ち上がれるようになります。

天使の梯子

引用:Amazon.jp
著者:村山由佳
価格:¥680

どんな話?
天使の卵の続編、第2シリーズでもあり、夏姫が主人公の物語。あれから10年。歩太と夏姫は死と向き合い、悲しみを乗り越えたストーリー。夏姫の抱える苦しみ、悲しみに涙なしでは読めません。
天使の卵が面白かったので購入した本。大切な人の『死』を乗り越えるというのは簡単なことではないのは、わかっていても涙はあふれてきてしまいます。この1冊だけでも十分に楽しめますが「天使の卵」を読んだ方に特におすすめしたい本です。

ありふれた愛じゃない


引用:Amazon.jp
著者:村山由佳
価格:¥803

どんな話?
やりがいのある充実した仕事に就き、年下の彼氏と同棲。職場の人間関係の悩みはあるけれど、充実した生活を送っていた真奈。そんな中出張で訪れたタヒチで元カレと再会してしまいます…。
揺さぶられる心。頭ではわかっていても心がどんどん彼に惹かれてしまう物語にどんどん夢中になっていきます。
小説の主人公が物事の判断がつく年齢で、何が自分にとって幸せなのかをわかっているからこそ揺さぶられる気持ちが少し羨ましくなります。真実の愛を手に入れるのって簡単なことではないですね。大きな決断をすることが難しいとき、背中を押してくれる一冊になるでしょう。

ノルウェイの森


引用:Amazon.jp
著者:村上春樹
価格:¥1340

どんな話?
日本を代表するベストセラー小説『ノルウェイの森』。映画化された名作でもあります。物語はシンプルに『僕(ワタナベ)』『直子』『みどり』で進められていくラブストーリー。一般的な恋愛小説とは違い、静かに物語が進み、静かに涙を流す感情を持ちます。他の恋愛小説では味わえない独特の世界観を味わっていただきたいです。
ほとんどの恋愛って小説に限らず喜怒哀楽の差が激しいと思うのですが、ノルウェイの森は常に感情が平行線のよう…。共感して“嬉しい!”“悲しい”わけではないのに、なぜか涙が止まらない作品です。「村上春樹さんの作品ってどんなもの?」と興味がある方はこの一冊を読めば彼の世界観を掴むことができます。

ナラタージュ


引用: Amazon.jp
著者:島本理生
価格:¥660

どんな話?
既婚者の教師と教え子のラブストーリー。のちに映画化され、嵐の松本潤さんが主演もしたこともあり話題を呼びました。ただの禁断の恋愛ではなく、妻も教え子も『本気で愛してしまった』からこそのやるせない苦しい気持ちが綴られています。
映画版を見た方もいるでしょうが、実はラストシーンは原作とは全く異なるので、映画を見た方でも是非原作を読んでいただきたい一冊です。
好きになってはいけない人に恋をした、人には言えない恋愛をしている。気軽に相談できずに心の奥底で悩んでいる方は読めば少しでも楽な気持ちになれるかもしれませんよ。

ぼくらのきせき


引用:Amazon.jp
著者:藤谷燈子
価格:¥1,144

どんな話?
Twitterで多くのフォロワーを持つイラストレーター・深町なかさんが描く短編ラブストーリー。挿絵のイラストが可愛いだけではなく物語も心が温まったり、思わず涙していしまうものばかり。読んだ後には大切な人に『ありがとう』『ずっとそばに居てね』と声をかけてしまいたくなります。
毎日一緒に暮らす主人にときめきを感じることは少ないけれど、読んだ後には「大切にしよう」と思う気持ちになります。特別な事件や出来事が起こる小説ではないけれど、日々感謝を忘れないようにしようと思える作品です。マンネリ化した夫婦生活を打破したい方におすすめ!

さんぽみち

引用:Amazon.jp
著者:藤谷燈子
価格:¥1,300

どんな話?
前章で紹介した第2シリーズでもある『さんぽみち』。前作に続くピュアすぎる恋愛だけど読めば恋人が欲しくなるし、パートナーを大切にしようと態度も改めたくなります。なんとなく漫画を読んでいるようなテンポでページをめくってしまうほど読みやすいです。
パートナーとうまくいっていないとき、イライラしちゃうときに読んでいた本です。同じ時間を過ごしていると色んなことが当たり前になっていくので恋をしたい人だけではなく結婚歴が長い夫婦にも手に取っていただきたい作品。『ぼくらのきせき』の続編のストーリーもあるので第1シリーズも手に取ってみてください。

こぼれ落ちて季節は


引用:Amazon.jp
著者:加藤千恵
価格:¥660

どんな話?
同サークルの学生で繋がる恋愛短編集。1つのことに対して複数の観点から捉えて表現されています。一人一人がどんな気持ちで、どんな方向に向いているのかがわかります。
読んだあとには思わず考えさせられてしまう一冊です。短編集とはいえど、登場人物や主な描写は続いているのでかなり読みやすいので初心者にもおすすめです。
読書をしたいけど、続かない…。活字を読むのが苦手という方におすすめの一冊。表紙も可愛いから本を読むモチベーションアップにもなります。

 

恋しくて


引用:Amazon.jp
翻訳:村上春樹
価格:¥792

どんな話?
外国の作品から成り立つアンソロジー。綺麗であったり、純粋な恋愛とは違ってビターでトレンディドラマのようなリアリティある恋愛が多く描かれています。苦くて切ない恋だけど大人になったら経験することができないからこそ読みたくなります。お気に入りの短編作品を見つけてみるのもおすすめです。
きっと村上春樹さんが翻訳でなかったらまた独特な空気感を感じるのでは?と思いました。村上春樹さんだからこその入り込み過ぎない感情で静かに読めます。海外文学に触れたい方はもちろんおすすめです。

陽だまりの彼女

引用:Amazon.jp
著者:越谷オサム
価格:¥719

どんな話?
10年ぶりの再会したいじめられっ子だった幼馴染の彼女はモテ女子に大変身。そこには彼女が抱えている秘密が…。「こんな恋愛したかったなぁ」と思いつつも涙をグッとこらえてしまうベターな王道作品です。ハッピーエンドまでの儚い道のりが大好きです。
幼馴染に思いを寄せている人や漫画みたいな恋がしたい人!涙もしながらキュンともするジェットコースターのような恋愛が体感できます。

天使がくれたもの


引用:Amazon.jp
著者:Chaco
価格:¥550

どんな話?
ケータイ小説の先駆けとなった作品。当時中学1年生だった私でもわかる超切ないラブストーリー。主人公の舞はたまり場で『カグ』と出会い惹かれていきます。すれ違い、別れ、でもやっぱり忘れられない気持ち…。またこれが実話というのだから涙が止まりません。
きっと普通の恋愛小説としてなら『ちょっと感動する』かもしれないけれどこんなドラマや小説みたいなことが実際に起こったの!?ということだから切ない気持ちになってしまいます。恋人と別れたばかり、喧嘩ばっかりと恋愛について悩んでいる方…。読めば“瞬間”を大切にしたくなります。あなたを愛してくれている誰かがいることがどんなに素晴らしいことかを実感するはずです。

塩の街

引用:Amazon.jp
著者:有川浩
価格:¥734

どんな話?
絶対にありえない話なんだけれど、“塩が街を襲う中で生き抜く話”。少しファンタジー要素も感じられるけどページをめくればあっという間に物語の中に引き込まれていきます。どんな苦境の中でも愛する人を救いたい。救うにはどうしたらいいのか…。誰かを大切にする、守るってそう簡単なことではないですよね。

 

SFものやファンタジー系が好きな方は絶対に読むべき本。そして、パートナーと結婚したいと思っている方はぜひ手に取ってみてください。毎日傍に入れる幸せや安心感を痛感するはずです。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする


引用:Amazon.jp
著者:七月隆文
価格:¥729

どんな話?
2014年に大ヒットし映画化もされた恋愛小説。京都本屋大賞も受賞しているお墨付き作品。
付き合って初めてのことに涙するヒロイン・愛美。一見王道でピュアな青春ラブストーリーに感じますよね。しかし、愛美が抱える秘密を知った時点で向かう先に…?2人の過ごした楽しい時間があるからこそ涙が止まらなくなる作品です。

 

読めば恋愛がしたくなる作品です。「そろそろ恋人がほしいなぁ」という方にもおすすめですが、付き合い立てのピュアな気持ちを改めて感じたい方にもおすすめです。

 

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まとめ

いかがでしたか?今回紹介したおすすめの泣ける作品が今後の本選びの参考になれば幸いです。是非泣ける恋愛小説を手に取り、どこか切ないような心温まるようなそんな気持ちに浸ってみてくださいね。