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春は気温が暖かくなって、どこか明るくウキウキした気持ちにもなれる、そんな時期です。でも、コロナウイルスで以前に比べ外に自由に出かける機会が少なくなっているのではないでしょうか。 そんな中で、観葉植物をお部屋に置くことで、自然の中にいるような気分になり、気分も晴れるのではないでしょうか? お部屋のインテリアに植物があると素敵だなと思いませんか? お気に入りの植物に囲まれて、おしゃれにそして癒しを感じるインテリアを楽しんでみませんか?
観葉植物とは?
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観葉植物とは、その名のとおり、葉や姿を観て楽しむ目的の植物のことです。一般的には年中落葉せず、緑を保つ植物が、観葉植物と考えられるため、選ぶ際には、葉っぱの形や色を重視することが多いのではないでしょうか? でも実は花が咲く観葉植物もあります。
観葉植物は、種類豊富です。そしてその中の多くは、熱帯・亜熱帯地域出身です。日本列島の大部分は温帯地域にあたるため、熱帯・亜熱帯地域原産の観葉植物では、日本の冬の寒さには耐えられません。そのため、一般には室内での栽培になります。
観葉植物を育てるポイント
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1日当たり
観葉植物として売られている品種には、ある程度の耐陰性があり日当たりを神経質に気にしなくても育つものも多いです。とはいえ、できるだけ明るい場所に置くのが理想的です。
観葉植物を暗めの場所に置く場合は、定期的に明るい場所に置いてあげるなど、工夫が必要です。レースカーテン越しの窓辺などは、日差しを軽減しつつ明るさも確保できるため、観葉植物の置き場所に適しています。
2水やり
観葉植物を育てるにあたってありがちな失敗は、こまめに水をあげすぎて根腐れを起こしてしまうことです。水やりの基本は、土が乾いたらたっぷりとあげて湿らせてあげること。
ただ、乾燥に弱い植物・強い植物、土の表面や中の状態、気温などによっても変わってくるので、観葉植物の状態を見ながら水を与えるようにしましょう。
3土
鉢植えの観葉植物が育つには、基本的に土からの養分が必要です。土は何でもいいわけではなく、根が呼吸をするための通気性、水分を貯めておく保水性、不要な水分を放出する排水性、養分を保つ保肥性を考え、配合する必要があります。
ただ、最近はあらかじめブレンドされた土も売られており観葉植物のジャンル・種類に合わせて選べるので、あまり難しく考える必要はありません。
4風通し
せっかく日当たりなどに気を付けていても、風通しの悪い場所に置いておくと、観葉植物が病気にかかったり、害虫が付いたりする原因になってしまうことがあります。
日頃から、観葉植物を飾っている部屋の窓を開けるなどして風通しを良くしたり、換気して空気を入れ換えたりすることを心がけましょう。
部屋をおしゃれに飾るコツ
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観葉植物をインテリアとして考えた場合、どれだけおしゃれに見えるかも大切なポイントとなります。住空間には、家具等の配置等によって生じるデッドスペースが意外とあるものです。
活用されていない空間に、観葉植物を置けば、限られた住空間を有効活用することも出来ます。
吊り下げ
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天井にフックを付けて、そこから紐やワイヤーで観葉植物を吊り下げるのもおしゃれに見せるテクニックとして有効です。壁際などに寄せられがちな観葉植物を空中に吊り下げることで、立体感を出すことができます。
吊り下げ用の鉢カバーなども販売されていて、思ったよりも簡単にできます。吊り下げには蔓性の植物が適しています。
棚置き
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窓台、サイドボードの上部が空いていると、殺風景に感じますし、植物にとっても日が当たるので育てるのに適切な場所です。
またチェストや棚、サイドテーブル、カウンターなどの上に植物を飾ると室内が明るくなります。形的には、小さい葉っぱのもの、または蔓性のものが適しています。
床置き
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リビングの広い壁の手前やソファの横、部屋の隅など、部屋の中を見渡すと、必ずどこかに空間の“余白”があるはず。そこを埋めるように観葉植物を飾ると存在感が際立ちます。
大き目サイズの観葉植物を選べば、背景として緑の景色を演出することができ、部屋の雰囲気をガラリと変えることもできます。
おすすめの室内観葉植物15選
「花言葉」と聞くと、花を咲かせる植物に付けられているイメージがありませんか?実は、きれいな緑色の葉っぱが癒やしを与えてくれる観葉植物には、様々な花言葉があるんですよ。
花言葉を知って、観葉植物を選ぶと、インテリアとして違う気分になるのではないでしょうか? おすすめの観葉植物を花言葉と共に飾り方に分けて、ご紹介します。
吊リ下げにおすすめの観葉植物
室内での吊り下げ(ハンギング)に向いている観葉植物は、下に向いて生長するツル性の観葉植物や、水をたくさん必要としない植物です。 これらの吊り下げにおすすめの観葉植物は高めのテーブルや棚の上に置いて、垂らす形としても素敵です。
ポトス
花言葉:「長い幸」「永遠の富」「華やかな明るさ」
観葉植物の中でも特に人気の高い「ポトス」。実はソロモン諸島原産と言われる熱帯植物ですが、丈夫で育てやすく、あまり日の当たらない場所に置いても大丈夫という頼もしい種類です。
ボトスの特徴は茎がつる状に伸びていくところです。伸びすぎたところはカットできるので、形を整えるのも簡単です。また、葉っぱの色や模様にもいろいろな種類があり、鮮やかな黄緑一色のもの、緑の白い斑が入るものなどもあります。
選び方によってお部屋の雰囲気も変わりますし、ポトスはつる性の植物ですので、高い位置から垂らしたり、吊るしたり、垂直のタワー仕立てにしたりとポトスは育てやすいだけでなく、様々な飾り方で楽しめます。
アイビー
花言葉:「永遠の愛」「友情」「不滅」「結婚」「誠実」
アイビーは、ツル性植物です。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉など、葉の色は様々で100種以上の品種があります。
つる性の茎はどんどん広がり、高さのある鉢やハンキングすると見応えのあるお部屋のインテリアになり、とても人気がある観葉植物です。
また、耐陰性、耐寒性が高く日陰でも育つ丈夫な観葉植物ですが、日に当てると葉の艶が良くなり、斑入りの品種は斑がなくなるのを防ぐことができるので、風通しの良い明るい場所に置くことをおすすめします。
ブライダルベール
花言葉:幸福」「花嫁の幸福」「願い続ける」「幸せを願っています」
ブライダルベールの花名は、白いベールをまとった花嫁のような純白の花を咲かせることに由来するといわれます。
メキシコを原産とするかわいらしい花です。シックな葉色と白い花のコントラストが美しいインテリアグリーンですね。旬は4月~10月で、咲き方としては、昼は開いて夜には閉じます。
お部屋のアクセントになることから人気のある植物で,ハンギングにするとより目を引く花姿を楽しむことができます。
オリヅルラン
花言葉:「子孫繁栄」「祝賀」「集う幸福」
オリヅルランは、子株のついたランナーを下垂させた姿が、まるで折り鶴を下げているように見えることから、この名前が付きました。 ヨーロッパからアジアの広い範囲に分布するゆり科の植物です。
鮮やかな緑色をした品種が広く出回っていますが、中にはまだら模様や真ん中にライムグリーンのラインが入るものもあります。放射状に伸びる細長い葉が涼しげな印象を与え、お洒落なインテリアになり、大人気の観葉植物です。
オリズルランは華奢な姿からは想像できないほど丈夫で、乾燥に強く、耐陰性もあり、どのような場所でも育ちます。
ただし、あまり日光不足になると弱々しくなってしまうので明るいお部屋がおすすめです。
ホヤ (サクララン )
花言葉:「人生の門出」「人生の出発」
ホヤは、日本では「サクララン」の名前で流通している、ツル性の植物ですが、名前に反して桜や蘭ではなく、ピンク色の花と葉がランに似ていることから名付けれました。
200種類ほど存在しますが、人気の種類はホヤ カルノーサ、またはホヤ ベラという種類です。新芽が淡いピンク色をしており、6~8月に桜色や白色の花が咲きます。
水やりも1週間に1度でよく、暑さにも強くて管理が楽なのも人気の理由です。かわいらしい見た目から、女性に人気の観葉植物となっています。またその花言葉は、卒業祝いや、開店祝いに観葉植物を贈るシーンに相応しい言葉ですね。
棚置きにおすすめの観葉植物
棚置きにおすすめの観葉植物は、部屋に色を与えてくれる綺麗な緑の小さめの葉のもの、または花の咲く物です。
グリーンネックレス
花言葉:「豊富」「健やかな成長」「青春の思い出」
グリーンネックレス(セネキア)は、肉厚な丸いコロコロした玉のような肉厚の葉が垂れ下がっている姿が可愛い人気の植物です。和名では緑の鈴と呼ばれています。
この写真のようにグリーン1色の種類の他に、白の縞模様が入った種類のものも出回っています。
ワックスフラワー
花言葉:「気まぐれ」「繊細」「可愛らしさ」「まだ気づかれない長所」
ワックスフラワーはオーストラリア原産の小低木です。葉は柔らかく針のように細く、小さな花はロウのような質感で光沢があることから、ワックスフラワーと呼ばれています。
卓上に向くのは、マイクロワックスという小さな品種です。日を好むのでリビングの窓辺に置き、加湿になりすぎないようにします。ただし、乾燥しすぎると細い葉がパラパラ落ちるので気をつけましょう。
カランコエ
花言葉:「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」
カランコエは、約100種ありますが、マダガスカル原産のカランコエ・プロスフェルディアナを基にした園芸品種が一般的です。
カランコエは乾燥に強く、手間のかからない多肉植物で、赤やピンク、オレンジなどのカラフルな花を咲かせます。
アカリファ(キャッツテール)
花言葉:「気まま」「愛撫」「上機嫌」「戸惑い」「陽気」
アカリファはキャッツテールとも呼ばれるように猫のしっぽのようなふわふわの赤い花穂をつける可愛らしい植物です。西インド諸島原産でトロピカルな雰囲気もあります。四季咲き性なので温度があれば1年中咲き続けます。
アジアンタム
花言葉:「天真爛漫」「繊細」
「アジアンタム」は細かく繊細な葉っぱが美しい観葉植物です。世界の熱帯・亜熱帯・温帯に分布している植物でおよそ200種あるシダ植物です。
シダ植物ですので、直射日光に当たると葉が傷んでしまうので、レースのカーテン越しの光があたる場所など明るい室内で管理します。人口照明でも大丈夫です。冷暖房の風が直接あたるような場所は避けるようにしましょう。
葉が繁すぎた時は、茎を根元からカットして量を調節できますよ。たくさん葉の茂ったアジアンタムは、背の高いスタンドに飾ったりするのにぴったり!
カネノナルキ(カゲツ)
花言葉:「富」「一攫千金」「幸運を招く」
金のなる木は、多肉植物で、肉厚で丸みのある葉っぱが五円玉のように見えることから、日本では「金のなる木」と呼ばれるようになったといわれています。
耐暑性が強く、耐寒性もあるため、丈夫で育てやすい植物です。晩秋から冬にかけては、白や淡いピンクの可憐な花を楽しめます。名前が縁起がいいので、新築祝いや開業祝いなどの贈り物として用いられることもあります。
床置きにおすすめの観葉植物
床置きに向く観葉植物は、大きな観葉植物で、部屋の隅か、空間の余白になっている場所に飾るのが基本ですが、インテリアの中心的となり、部屋の雰囲気を作る存在となるので、形や葉に特徴のあるものがおすすめです。
シルクジャスミン(ゲッキツ)
花言葉:「純真な心」
シルクジャスミンは葉が絹のような光沢があり、ジャスミンのような清楚な白い花を咲かせるため名付けられたと言われています。また、和名のゲッキツ(月橘)は、月夜に花がよく香るためと言われます。
夏に花を咲かし、秋には赤い実を付けることから一年を通して変化を楽しむことのできる植物です。見た目が爽やかでインテリア性も高いため、オシャレな観葉植物や庭木として人気です。
シルクジャスミンは生長すると2~4mほどにもなるため、部屋に置くとシンボル的なインテリアとなるでしょう。またシルクジャスミンの花は柑橘系の良い香りがすることから、「オレンジジャスミン」などとも呼ばれています。
ベンジャミン
花言葉:「友情」「結婚」「信頼」「幸福をもたらす木」
つややかな明るい葉色と白い幹でインテリアに彩りを添えるベンジャミンは、観葉植物として人気が高いゴムの木の仲間です。葉の表面に白や黄色の斑が入った品種も多く出回っています。
葉が下向きに生えることから、風水の世界では、気持ちをリラックスさせて、人間関係を円滑にする効果があるとされています。ベンジャミンは刈り込みに強く、枝を細工しやすいので色々な形に仕立てることができる、育てやすい観葉植物です。
花言葉から独立、開店・開業祝いや結婚式の贈り物(ギフト)として、贈られることも多いです。
コーヒーの木
花言葉:「一緒に休みましょう」
コーヒーの木は、浮き出た葉脈と波打つ葉っぱがきれいな観葉植物です。その名の通り、コーヒーの原料となるマメを実らせます。
5~6月には、ジャスミンのような香りの白い花を開花させます。光沢のある美しい緑葉を維持するために、日光のよく当たる窓辺で管理しましょう。
オリーブ
花言葉:「平和」「知恵」
オリーブはシルバーのような色合いをした葉と細く繊細な枝ぶりがとても爽やかな印象を与える観葉植物です。平和の象徴とされるオリーブは一年中葉が茂り、可愛らしい果実をつけるものも魅力です。日当たりの良い場所を好みます。
お部屋に置くだけでオシャレに演出してくれることからインテリアグリーンとして人気があります。 また、オリーブには「平和」「知恵」などの素敵な花言葉があり平和の象徴とされているので お祝いの贈り物としてもおすすめです。
まとめ
今回はお洒落なインテリアのアクセントとなる私の好きな観葉植物を花言葉と一緒に紹介させていただきましたが、気になる観葉植物はありましたか? 観葉植物は、癒しの効果の他にも空気清浄効果や調湿効果もあるんですよ。こんな時期ですが、自分で育てたお気に入りの植物に囲まれて、部屋の中でゆっくりとした時間を是非楽しんでください。