【心に寄り添う一冊】大人にこそおすすめしたい図鑑15選~癒し編~
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はじめに

UnsplashJuliet Swiegersが撮影した写真

仕事に、家事に、育児…。毎日が慌ただしく過ぎていくなかで、
みなさん、お疲れではありませんか?

夜、ベッドに入ってスマホで動画…という方も多いと思いますが、たまには“デジタルデトックス”もかねて、本を手に取ってみるのはいかがでしょう?

とはいえ、「そんな時間ないよ!」というのが正直なところですよね。
そんな方にこそおすすめしたいのが、“大人向けの図鑑”です。

図鑑といっても、子ども向けのものとは違って、美しい写真やイラストがたっぷり掲載されていて、忙しい合間でもパラパラとめくるだけで癒やされるんです。

今回は、大人向けの図鑑好きな私が、 “癒やし”にフォーカスして選んだ、おすすめの図鑑をご紹介します。これから大人の図鑑を読んでみようという方の入門編としてもおすすめです。

 

”大人向けの図鑑”とは?

UnsplashNatalie Symが撮影した写真

子ども向けの学習図鑑とは違い、美しい写真やイラスト、丁寧な解説で“見て楽しみ、読んで深める”ことができる図鑑です。
アート、自然、宇宙、科学、建築、など、興味や感性に合わせて選べるテーマが豊富で、眺めるだけでも癒やされ、知的好奇心も満たしてくれます。
インテリアとしても映えるデザイン性の高さも、大人向け図鑑の魅力のひとつです。

近年では、“癒やし”“知的な趣味”を求める大人たちの間で図鑑人気が高まり、
大人向けにデザインされた美しい図鑑が数多く登場しています。
スマホやSNSで疲れた心を、紙の本とビジュアルでリセットしたい——
そんなニーズから、「眺めるだけで満たされる図鑑」がブームになっているのです。

 

「図鑑」と「辞典」の違いは?

UnsplashChris Lawtonが撮影した写真

どちらも「知識を得るための本」ですが、目的や楽しみ方には大きな違いがあります。

図鑑は、写真やイラストが豊富に使われていて、見て楽しみながら知識を深めるタイプの本です。動植物、宇宙、鉱物、建築、美術など、テーマごとに美しくまとめられており、パラパラと眺めるだけでも癒やされたり、発見があったりします。読み物としてもビジュアルブックとしても楽しめるのが魅力です。

一方で、辞典は主に言葉や事柄の意味や使い方を調べるための本。国語辞典や英和辞典のように、ピンポイントで知りたいことを素早く調べるのに適しており、文章や写真は少なく、情報は文字中心で構成されています。

ざっくり言えば、
図鑑は「見て楽しむ本」、辞典は「調べて理解する本」

どちらも知識を広げてくれる存在ですが、目的やアプローチの仕方が違うんですね。

※タイトルに「辞典」と表記されているものもありますが、ビジュアルが多めで図鑑の構成に近いものはこの記事では「図鑑」として紹介しています。

 

“デジタル疲れ”と紙の癒やし

UnsplashSixteen Miles Outが撮影した写真

現代はスマホやパソコン、SNSなど、常にデジタル画面に囲まれた生活が当たり前になっています。仕事のメールやチャット、ニュースのチェック、SNSの更新…気づけば一日中、画面を見続けているという方も多いのではないでしょうか。

そんな“デジタル疲れ”は、目の疲れだけでなく、心のざわつきや集中力の低下も引き起こします。情報が次々と流れ込んできて、頭が休まる暇がない状態は、意外とストレスがたまるものです。

だからこそ、あえてデジタルから離れて、“紙の本”に触れる時間を持つことが大切。 特に、図鑑の美しい写真や丁寧なイラストは、スマホの小さな画面とは違い、ゆったりと視線を動かしながらじっくり味わえます。

ページをめくる手触りや、本ならではの質感は、五感をやさしく刺激してくれる“癒やしの時間”です。 忙しい日々の中で、スマホを置いて、静かに図鑑を眺めることで、心がリセットされる感覚をぜひ体験してみてください。

 

それではここからは、おすすめの図鑑を5つのテーマに分けてご紹介したいと思います。

 

大人におすすめの「図鑑」15選 ~癒やし編~

1.「生き物」に癒やされたいあなたへ

いとしの猫図鑑 山本 宗伸 (監修), イデ タカコ (イラスト)

猫の魅力をギュッと詰め込んだ、やさしくてかわいいイラスト図鑑です。人気イラストレーター・イデタカコさんが描く猫たちは、表情も仕草もとっても豊か。しっぽや肉球、毛色の違い、不思議な行動まで、「そうそう、猫ってこう!」と共感しながら楽しめます。 思わず笑ったり、うるっときたり…見ているだけで猫への愛がふくらむ一冊。猫初心者からベテラン猫好きさんまで、ふとした時間にそっと開きたくなる本です。

 

366日の誕生鳥辞典 ー世界の美しい鳥ー 小宮輝之 (著), 倉内渚 (イラスト)

365羽の鳥たちと出会える、美しいイラスト図鑑です。誕生日ごとに紹介される鳥たちは、色も形も声もさまざまで、まるで宝石のよう。身近な小鳥から、遠い国にすむ珍しい鳥まで、それぞれにまつわる物語が添えられています。ページをめくるたびに、鳥の奥深い魅力に引き込まれていくはず。巻末のイラスト付きの索引から気になる鳥を探すこともでき、自由に楽しめる一冊です。

 

せつない動物図鑑 ブルック・バーカー (著), 服部 京子 (翻訳)

ちょっと切なくて、でもなんだか愛おしい。ゆる〜いイラストとツッコミたくなる見出しで、動物たちの不思議な生態をユニークに紹介する一冊です。読んで笑って、たまに「ほんとに⁉」と驚いて、気づけばちょっと賢くなれるかも。子どもから大人まで、くすっと癒やされたいときにぴったり。個人的には、“プラナリア”の話にびっくりしました…!

 

 

2.「植物」に癒やされたいあなたへ

花の辞典 新井光史 (著)

季節ごとに楽しめる206種類の花を、美しい写真と花言葉とともに紹介する、心あたたまる一冊です。花の名前や特徴だけでなく、買い方・飾り方・長持ちのコツまでやさしく解説。巻末のコラムや花にまつわる名言も、読む人の心をふんわり癒やしてくれます。眺めても、読んでも、暮らしが少し豊かになる“花の辞典”。デザインや紙の質感にもこだわった、プレゼントにもぴったりの本です。

 

ときめく多肉植物図鑑 TOKIIRO (著), 本浪 隆弘 (写真)

ぷっくり不思議なかたちが魅力の、多肉植物たちに出会える図鑑です。宝石のように美しく、どこかユーモラスな約80種類を、美しい写真とともに紹介。多肉植物の不思議な進化や、ちょっとした育て方のコツまで、読みながら楽しめる内容がたっぷり。飾るだけでなく、知るほどに愛着がわいてくる、植物好きにとっての癒やしの一冊です。自然光を活かした写真もとても素敵で、お部屋に置いておきたくなる図鑑です。

 

親子で観察する 身近な雑草図鑑 天野 誠 (著), 岩槻秀明 (写真)

道ばたや公園でよく見る雑草たちを、やさしい解説とたっぷりの写真で紹介する図鑑です。季節や花の色から検索できるので、名前がわからなくても安心。観察のコツや豆知識も満載で、親子でのお散歩がもっと楽しくなります。冬でも楽しめる観察ポイントも紹介されていて、一年中使えるのも嬉しいところ。見慣れた景色の中に、知らなかった植物の世界が広がります。

 

 

3.「鉱物」に癒やされたいあなたへ

物語のある鉱物図鑑 小田島 庸浩 (監修), ペズル (著)

宝石や鉱物にまつわる物語を、美しい写真とともに楽しめる、手のひらサイズの図鑑です。誕生石からちょっとマニアックな鉱物まで、それぞれの歴史や名前の由来、偉人とのエピソードが満載。この石、こんな物語があったんだ」と驚いたり、思わず誰かに話したくなったり。各鉱物にはキャッチコピーが添えられていて、イメージもしやすく親しみやすい構成です。宝石好きな方への贈り物にもぴったりな、知的でロマンのある一冊です。

 

美しい共生鉱物の図鑑 小野塚 謙太 (著), 松原 聰 (監修)

ひとつの石の中に、いくつもの鉱物が仲よく共に存在する――それが「共生鉱物」です。
まるで小さな地球のアートのように、美しく重なり合う鉱物たちの姿には、自然の不思議と物語がぎゅっと詰まっています。この本では、世界中から集めた83種の共生鉱物を、美しい写真とやさしい解説で紹介。見た目の魅力だけでなく、鉱物が育つ環境や“共に生きる理由”にも自然と興味がわいてきます。 鉱物好きさんはもちろん、はじめて出会う方にもおすすめしたい一冊です。

 

美しいインクルージョンの鉱物図鑑 atelier Ruchi (著), 門馬 綱一 (監修)

「インクルージョン」とは、鉱物の中に閉じ込められた小さな異物のこと。一見すると不純物のようですが、その美しい模様や光の反射が、宝石の魅力をさらに引き立てます。例えばスタールビーやキャッツアイの輝きも、このインクルージョンから生まれています。この本では、鉱物の内部に広がる不思議な世界を、やさしい言葉と美しい写真で紹介。鉱物の新たな魅力に気づかせてくれる一冊です。

 

 

4.「食」に癒やされたいあなたへ

世界の朝ごはん-66カ国の伝統メニュー TASTE THE WORLD (監修), パイ インターナショナル (編集)

世界66カ国の朝ごはんを、美しい写真とともに紹介する一冊です。クロワッサンやエッグベネディクト、お粥など、国ごとの定番メニューがたくさん。食材や調理法のコラムもあり、まるで旅をしている気分に。毎日の朝食にちょっとした世界の風を感じてみませんか?見ているだけで心が温まる、幸せな朝の風景が広がります。

 

料理のコツ 解剖図鑑 豊満美峰子 (監修), 桑山慧人 (イラスト)

料理が苦手でも大丈夫!この図鑑は、レシピに書いていない「おいしくなるコツ」をわかりやすく教えてくれます。豊満美峰子さん監修で、科学的な理由もイラスト付きで解説。なぜその手順が必要なのか理解すれば、失敗しにくく料理がもっと楽しくなります。毎日の料理がちょっとラクに、そしておいしくなるヒントがいっぱいの一冊です。料理がご趣味の方にも、料理初心者さんにもおすすめです。

 

日本全国 地元パン 甲斐みのり (著)

旅先で出会った、どこか懐かしくて愛おしい“地元パン”たち。全国各地に根付くパンを500個以上も紹介した、パン好きにはたまらない一冊です。定番のあんパンやメロンパンから、その土地だけの個性派パンまで、見ているだけで心がほっこり。パンを通して地域の文化や思い出にも触れられます。きっと、あなたの地元のパンにも出会えるかもしれませんよ。

 

 

5.「お菓子」に癒やされたいあなたへ

小さなお菓子の本 山本ゆりこ (監修)

世界のお菓子をめぐる、ちょっと甘くて豊かな物語。ヨーロッパの街角からアジア、アメリカまで——各地のお菓子の由来や文化芸術家や文豪との関わりまでを丁寧につづった一冊です。心くすぐる写真と、あたたかみのあるイラストがたっぷり。 やさしいレシピや豆知識、小説の中のお菓子の紹介もあり、読むだけで心がふんわり甘くなります。

 

美しい和菓子の図鑑 青木 直己 (監修)

季節や行事とともに歩んできた、愛おしい和菓子たち。本書では、春夏秋冬の和菓子をはじめ、人生の節目や神社仏閣にまつわる菓子、歴史や文豪とゆかりのある名品まで、約350種類を豊富な資料と美しいイラストで紹介しています。それぞれの和菓子に込められた意味や人々の願いを知ることで、ひとつひとつがもっと特別に感じられるはず。温かい日本茶と楽しみたい、そんなほっこりする一冊です。

 

にっぽん全国おみやげおやつ 甲斐 みのり (著)

全国のおいしいおやつを探して歩いた著者が、全47都道府県から選んだとっておきの約140品を紹介した一冊。見た目もかわいくて、心がときめくようなお菓子がたくさん登場します。お取り寄せやおみやげにもぴったりで、ページをめくるたびに旅気分も楽しめそう。絵本のような世界観や、パッケージの魅力にも注目です。きっと誰かに贈りたくなる、甘くてやさしいおやつ図鑑です。

 

 

【番外編】笑って癒やされる!? 変わり種 ”図鑑”

いい人すぎるよ図鑑 明円 卓 (著), 佐々木 日菜 (著), 真子 千絵美 (著)

気づかないだけで、私たちのまわりには「いい人」がたくさんいる——そんなあたたかい気づきをくれる図鑑です。話題の展示会『いい人すぎるよ展』が本になり、未公開コンテンツやクイズも収録。身近な「ありがとう」を思い出したり、自分も誰かの「いい人」かもしれないと思えたり。読むだけで、少しだけやさしい気持ちになれる一冊です。贈りものにもぴったりな、心がふわっとほぐれる本です。

 

いちご だんめん図鑑 わたなべまこ @築地市場ドットコム (著)

みんな大好き「いちご」が、”断面”だけを集めた図鑑になりました!いちご好きさんにはたまらない、いちご断面づくしのミニ図鑑です。日本で親しまれている42品種のいちごを、断面でじっくり観察しながら、その特徴や名前の由来、生産地などの豆知識も楽しめます。巻末には、話題になった「いちごだんめん分布図」も収録。ながめてにんまり、読んでうっとり――そんな“いちご愛”がぎゅっと詰まった一冊です。シリーズには「りんご」「かんきつ」版もあるので、果物好きの方への贈りものにもおすすめです。

 

猫あるある図鑑 にゃんこ編集部 (編集)

こちらは写真集なのですが、”図鑑”と名が付いているためご紹介させてください。猫と暮らしていると、「あるある〜!」とうなずいてしまう日常のひとコマ。そんな猫飼いさんならではの共感エピソードが、愛情たっぷりの写真とともに詰まった写真集です。飼ったことがない人も、くすっと笑ったり、癒されたり。写真を眺めているだけで、猫の魅力にどっぷり浸れる1冊。あなたもきっと、自分だけの「猫あるある」を見つけたくなるはずです。

 

 

いかがでしたか?

 

スマホや情報に追われる毎日だからこそ、ふと手に取りたくなる図鑑があります。
ページをめくるたびに広がる、美しい世界ややさしいまなざしは、心に静かな余白をもたらしてくれます

疲れているときは無理をせず、ただそっと開いてみてください。
図鑑は、あなたのペースで楽しめるもの。読まずに眺めるだけでも、そっと寄り添ってくれます。

部屋にあるだけで、気持ちが少し和らぐ――そんな図鑑に、出会えるきっかけになれたなら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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