暑い夏がやってきました。水遊びやBBQなど外でのレジャーが楽しい季節ではありますが、夏場は子どもの肌トラブルが増える時期でもあります。
特に気をつけたいのが虫さされ。虫除けスプレーをしたのに手足に刺された跡が…なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。子どもは肌が敏感なので、掻き壊しやとびひなども気になります。また汗をたくさんかくので、虫除けスプレーの効果が発揮されているのかも心配ですよね。
実際、100%虫さされを防ぐ事は難しいでしょう。しかし、万が一刺されてしまっても、適切な処置をすれば大事には至りません。また虫さされでどんな危険があるのか、どんな対処をすれば良いのかを予め知っておけば、何かあった時でも冷静に行動できますね。
ここでは、子どもでも安心して使用できる人気のかゆみ止めを、ランキング形式にしてご紹介していきます!ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
子どもの虫刺されで気を付けたいポイントは?
まずは、虫刺されによって起こるトラブルや気を付けておくべきポイントをご説明します。
感染症のリスク
「蚊に刺されただけなら数日で治るから大丈夫!」そう思っている人も多いと思います。私もその一人でした。しかし、蚊は時として人間の命を脅かす危険な生物になるという事を知っておきましょう。
「蚊媒介感染症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、病原体を保有した蚊に刺されることで起こる感染症のことです。
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- デング熱
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- ジカウイルス感染症
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- 日本脳炎
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- マラリア etc…
これらの感染症の多くは熱帯や亜熱帯地域で多く流行しているそうです。日本国内では2014年にデング熱の発症が報告され、日本脳炎以外の蚊媒介感染症の多くが海外から輸入された感染症と言われています。
温暖化で平均気温がどんどん上昇している今の日本では、今後蚊媒介感染症が増えていくかもしれません。
アレルギー
虫さされの患部が大きく腫れたり発熱があった場合は、「蚊刺過敏症(蚊アレルギー)」かもしれません。刺された部分が腫れ上がるだけでなく、発熱やリンパの腫れなど全身に症状が現れるのが特徴です。体温が高く汗をかきやすい人が発症しやすく、成人はごく稀で子どもの方が多いと言われています。
またこのような虫さされによるアレルギー反応は、刺されてすぐに痒みや腫れがなどの症状が現れる場合と、刺されてから数時間経過してから症状が現れる場合の2パターンがあります。遅れて症状が出ることも珍しくはないので、すぐに症状が出なかったから大丈夫!と油断しないようにしましょう。
とびひ
虫さされはとても痒くて辛いですよね。大人でも掻き壊してしまうくらいです。このように虫刺されの患部をそのままにしておくと、出血したり炎症を起こして悪化してしまいます。子どもは特にこの痒みを我慢できずに掻き続けてしまうので、そこから細菌が侵入して皮膚の感染症「とびひ」を発症してしまうかもしれません。
とびひは、あせもや湿疹、虫さされなどの傷口から細菌が入り、体のあちこちに広がっていく皮膚の伝染病です。感染力が強いので、接触した相手にも移ってしまいます。
軽度のとびひであれば、皮膚を清潔にしてローションなどで保湿しておくことで症状が改善します。しかし、症状が酷い場合は何度か皮膚科に通って治療を受けなければなりません。患部は痛みや痒みを伴うので、子どもにとっては辛い感染症です。できるだけ早めの対処や、発症しないような対策をしっかりとしておきましょう!
子どもが虫に刺されてしまったらどうする?
虫さされの症状が悪化しないためにも、できるだけ早めの対処が大切です。もし虫に刺されてしまったらどうすれば良いのか、事前にポイントを抑えておけば、万が一の時でも慌てる心配はありませんね!
痒み止めを塗って悪化を阻止
いつどこで虫に刺されるかわかりません。保育園や学校で遊んでいる時や移動中、自宅の中に進入してきた蚊に刺されるなど、いつでもどこでもその可能性は十分にあります。そのため、夏前には事前にかゆみ止めを用意しておきましょう!
辛い痒みを軽減できれば、患部を掻いたり触ったりする回数も減ります。子どもは無意識に患部を触ってしまうことが多いので、さらにパッチを貼っておけば炎症やとびひなど悪化を防ぐことが可能です。
最近は持ち運びに便利なミニサイズのかゆみ止めなどもたくさん販売されているので、夏場はカバンにも1つ入れておきましょう!
患部を冷やす
アレルギーでなくても、虫に刺された患部が腫れてしまうことがあります。子どもは特に皮膚が敏感なので、赤く腫れたり痒みが強く現れるかもしれません。
とにかく虫に刺されたら触らないことが重要!なので、熱を持って腫れている患部を冷やしてあげましょう。自宅にある保冷剤にガーゼやタオルを巻いて、患部に当ててあげるだけでも症状は軽くなります。
保冷剤は熱中症対策にも使えて便利です。最近はジェル状の柔らかいものや可愛いイラストが描かれたものなど、様々な保冷剤が手ごろな価格で販売されています。子ども用としていくつか用意しておくと良いかもしれません!
体調の変化に気を付ける
虫さされと言っても、蚊や蜂、毛虫など様々あります。またその虫によっても症状が違ったり、症状の現れ方や程度も人それぞれです。子どもが虫を触ったり刺された場合には、その後の体調の変化や患部の状態をよく観察しましょう。
ムカデや蜂など症状が強く現れるような危険な虫の場合は、かかりつけの小児科や皮膚科に相談する事をおすすめします。それ以外にも気になる症状がある場合は、そのままにせず必ず医療機関に相談してくださいね!
これまで虫に刺されても特に悪化しなかったのに、ある時突然アレルギーを発症した!ということも珍しいことではありません。また体調不良と重なって症状が強く出るということも考えられます。「いつも大丈夫だから今回も平気!」とは限らないので、突然アレルギーを発症する可能性もあるということを頭に入れておくと良いですね!
症状かよくならなければ病院へ
虫さされの症状が改善しない場合は、できるだけ早めに病院を受診しましょう。
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- 患部の腫れが引かない、熱を持っている
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- 発熱した
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- 皮膚の他の部分にも広がってきた
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- しこりができている
このような場合は、小児科や皮膚科を受診してくださいね。それほど症状が悪化していなければ、処方された塗り薬で改善していきます。
アナフィラキシーショックを引き起こす危険性のある蜂やムカデ、毒を持っているクモの場合は意識障害や呼吸困難になる可能性があり危険です。このような症状が出た場合は、迷わず救急外来の受診や救急車を呼びましょう。
子どもの虫刺されに効くおすすめの薬トップ10!
ではここで、虫さされに効く市販薬のおすすめを、ランキング形式でご紹介していきます!ぜひ参考にしてみてくださいね!
第10位 メンターム かゆみとバイバイ
【参考価格】364円
ひんやり冷たくて痒みが軽減される!
皮膚への馴染みが良く速乾性があるので、ベタベタしたり洋服に付着する心配がありません。爽快感があるので、痒みが強い場合におすすめです。
・あせもや湿疹などにも使用可能で万能なアイテムです!
第9位 ポケムヒS ハローキティ
【参考価格】426円
持ち歩きに便利なミニサイズのかゆみ止め!
ポケットサイズの鎮痒消炎剤です。清涼感もあるので、素早く痒みを落ち着かせてくれるでしょう。ロールオンタイプなので、手を汚すことなくサッと簡単に塗布できます。
第8位 マミーウォーター
【参考価格】1540円
天然原料100%の無添加ローション!
このローションの原料は全て国産の自然由来のもののみで、グリセリンも天然グリセリンを使用しています。肌に刺激を与えないので、乳児湿疹など小さな赤ちゃんから使用することが可能です。また化学物質も一切使用しておらず、万が一赤ちゃんの目や口に入ってしまっても大丈夫!
・産後ママの敏感肌にも安心して使用できます!
第7位 貼るマキロン かゆみどめパッチ
【参考価格】453円
可愛いピカチュウのイラストで、子どもの気分も上がる!
虫さされや霜焼けの痒みを抑えながら、掻きこわしを予防してくれるパッチです。殺菌作用があり、汗は吸収・放散してくれるので、暑い夏でも快適で清潔に保てます。
・痒みや炎症を抑える有効成分がしっかりと配合されているので、外部に触れず保護しながら治せます。
第6位 液体ムヒベビー
【参考価格】822円
液体タイプは塗りやすくて即効性があって、小さな子どもにピッタリ!
「ムヒ」は昔から虫さされのお薬として有名ですよね!ムヒベビーは、ノンステロイド・弱酸性・低刺激なので、生後3ヶ月の赤ちゃんから使用するこができます。液体タイプのスポンジヘッド容器なので、サッと簡単に塗れて動き回る赤ちゃんにおすすめです!全身に塗れるのも嬉しいですね。
第5位 ムヒパッチ
【参考価格】548円
子どもが大好きなアンパンマンで、しっかりかゆみを止める!
どうしても患部を触ってしまう場合には、このようなパッチを使用しましょう!子どもが大好きなアンパンマンの絵柄なので、嫌がらずに貼ってくれると思います。かゆみ止め成分や殺菌剤が配合されているので、あれこれ時間をかけて処置をする必要がありません。貼るだけなので、とっても便利です。
第4位 アルテニーニローション
【参考価格】2,640円
家族で使えるスキンケアローション!
このローションは虫さされの痒みだけでなく、乾燥やあせも、日焼けなど幅広い症状に使うことが可能です。配合されている「よもぎエキス」は肌の新陳代謝を高める酵素を多く含んでいるので、炎症を抑えたり美白作用が期待できます。妊娠中のママの乾燥肌や痒みなどにも安心して使用できたりと、万能なローションです。虫さされの跡も、キレイに消失することが期待できます。
第3位 ムヒベビークリーム
【参考価格】678円
生後1ヶ月から使える安心安全なクリーム!
クリームタイプのかゆみ止めですが、とても伸びが良く使いやすいのが特徴です。低刺激なので滲みたりせず、これを使えば赤ちゃんも快適に過ごせるでしょう。殺菌剤が配合されているので、蒸れやすい夏場でも清潔な状態を保てます。
・クリームタイプなので、バリア機能が未熟な赤ちゃんの肌をしっかりと保護!
・持ち歩きにも便利なサイズ!
第2位 ハーバルハピネスバーム
【参考価格】2,100円
乾燥肌や敏感肌にピッタリのかゆみ止め!
薬草やエッセンシャルオイルなどの天然成分を10種類以上配合した、オーガニックのバームです。ノンステロイドなので、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代に使用できます。保湿剤や肌トラブル用としても活躍してくれるでしょう!
・デリケートゾーンにも使えるほど低刺激なバーム!
・肌に乗せると体温で溶ける塗りやすいかゆみ止め!
第1位 エッセンシャルインセクトリプラント
【参考価格】1,980円
100%ナチュラルで完全無添加の虫対策ジェル!
このジェルは、虫除け・虫さされ後のケアの両方に使用できる虫対策アイテムです。ジェルタイプなので、痒くて痛みが生じている患部にも優しく塗布できるでしょう。虫が嫌いなアロマで虫を寄せ付けず、肌に優しいエッセンシャルオイルで皮膚を清潔に保ちながらしっかりと保護します。
・虫除けから虫さされのケアまでこれ1本で手軽に肌ケア!
・スキンケア効果があるので、敏感肌や乾燥肌でも安心!
まとめ
いかがでしたでしょうか。子どもは大人に比べて肌機能が弱いので、ちょっとした虫さされでも炎症を起こしてしまうかもしれません。また子どもは代謝が良く汗もたくさんかくので、蚊が好む条件が揃ってしまうのです。夏場の子どもは蚊に刺されやすいので、しっかりとケアしてあげましょう。
肌機能は、アレルギーと関係性があると言われてるのをご存知ですか?
主治医からは、
といつも言われています。
このように肌を健康に保つことは、体の健康にもつながります。肌免疫が向上すれば、虫さされの症状も軽く済むかもしれません。そのため、日頃から肌は常に清潔で健康に保ち、肌免疫機能を向上させることを目標にしていきましょう!