デリケートな肌をやさしく洗い上げる赤ちゃん用シャンプーは、育児に欠かせないアイテムの1つです。
しかし、赤ちゃん用シャンプーは種類も多く、何を選べばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんのためには、できるだけ肌にやさしいものを選びたい…と思うもの。一方、何を基準に肌のやさしさを判断すればよいのか、わかりづらいのも事実。
また、毎日使うものだからこそ、使用感や使い勝手も重要ですよね。
そこで、今回は元美容部員で現役ママの私が、赤ちゃん用のおすすめシャンプーをピックアップしました。
また、赤ちゃん用シャンプーの選び方や使用期間、嫌がる際の対処法などもご紹介します。
この記事の目次
赤ちゃん用シャンプーの特徴
赤ちゃん用シャンプーは、一般的なシャンプーとどのような違いがあるのでしょうか。
ここからは、赤ちゃん用シャンプーの特徴を解説します。
また、赤ちゃん用シャンプーの必要性にも触れているので、参考にして下さいね。
大人用シャンプーとの違い
赤ちゃん用シャンプーと大人用シャンプーは、洗浄力が違います。
赤ちゃん用シャンプーは洗浄力が控えめなため、デリケートな赤ちゃんの頭皮を、やさしく洗い上げることができます。
一方、大人用のシャンプーは洗浄力が強く、頭皮をしっかりと洗えます。
しかし、その分、肌への負担も高く、赤ちゃんの肌には刺激になってしまう可能性があります。
赤ちゃん用シャンプーは必要?
赤ちゃんの髪や頭皮を洗うためには、赤ちゃん用シャンプーがおすすめです。
新陳代謝が活発な赤ちゃんは、頭皮に汗をかきやすく、毎日しっかりと髪や頭皮を洗う必要があります。
しかし、洗浄力の強い大人用シャンプーは、頭皮に必要な皮脂や水分までも奪ってしまいます。
そのため、頭皮の乾燥を招きやすく、肌トラブルを引き起こす原因になる可能性もあるのです。
一方、赤ちゃん用シャンプーは低刺激なため、肌に負担を与えずに使用できます。
また、保湿成分が配合されているものが多く、乾燥しがちな赤ちゃんの頭皮にうるおいも与えてくれますよ。
赤ちゃん用シャンプーの種類と選び方
赤ちゃん用シャンプーには、さまざまな種類があり、各々に特徴が異なります。
そのため、購入する際には、月齢や赤ちゃんの肌に合ったものをしっかりと厳選しましょう。
ここからは、赤ちゃん用シャンプーの種類に触れながら、選び方をご紹介します。
最初は全身用ボディーソープがおすすめ
赤ちゃん用のシャンプーを選ぶ際には、赤ちゃんの月齢もポイントです。
特に首がまだすわらない0か月から5か月くらいまでは、全身用のボディーソープを使用しましょう。
首を支えて赤ちゃんの身体を洗うのは、意外と大変です。
特に産後は、慣れない沐浴に四苦八苦してしまうことでしょう。
しかし、全身用のボディーソープであれば、赤ちゃんを支えながら、やさしく洗い上げることができますよ。
洗浄力が強すぎるものはNG
赤ちゃん用のシャンプーは、洗浄力が強すぎないものがおすすめです。
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮に必要な油分までも洗い流してしまいます。
特に月齢の低い赤ちゃんであれば、洗浄力の強いシャンプーは必要ありません。
そのため、配合成分をチェックしながら、肌にやさしいシャンプー選びましょう。
ノンシリコンがおすすめ
赤ちゃん用のシャンプーを選ぶ際は、ノンシリコンタイプを選ぶようにしましょう。
毛根に詰まりやすいシリコンは、かゆみや乾燥といった症状を引き起こすこともあります。
特に頭皮の薄い赤ちゃんは、その影響を受けやすいため注意が必要です。
シリコンとは
シリコンは、シャンプーに使用されている合成樹脂成分のことを指します。
具体的には、シリルやシリカ、ジメチコンという名で成分表に記載されています。
ノンシリコンシャンプーを選ぶ際には、成分表をチェックし、これらの記載がないか確認しましょう。
無添加表記には注意が必要
一般的に無添加と聞くと、肌にやさしいというイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、一言に無添加といっても、実は販売しているメーカーによって定義はさまざまです。
例えば、香料無添加であれば、香料は入っていません。しかし、他の成分が無添加なわけではないのです。
シャンプーには、香料の他にもさまざまな成分が配合されています。
そのため、購入の際には、何が無添加なのかをチェックするようにしましょう。
合成着色料や合成香料もチェック
赤ちゃん用シャンプーを選ぶ際には、できるだけ合成着色料や香料を使用していないものを選びましょう。
着色料や香料は、あくまでもシャンプーのイメージのために使用されている原料です。
つまり、洗浄力や保湿力に効果が期待できるものではありません。
合成着色料や香料は、月齢の低い赤ちゃんにとっては刺激が強く、肌トラブルの原因となる可能性もあります。
もし、どうしても香りを楽しみたい場合には、天然の香料を使用したものを選びましょう。
保湿成分配合のシャンプーがおすすめ
赤ちゃん用のシャンプーは、保湿力が高いものがおすすめです。
皮膚の薄い赤ちゃんの頭皮は、水分保持機能や皮脂の分泌量も低く、乾燥を招きがちです。
赤ちゃんの頭皮が乾燥すると、バリア機能が低下し、より刺激を受けやすくなってしまいます。
さらに頭皮は、ボディークリームなどのスキンケアアイテムを使用できません。
そのため、保湿力の高いシャンプーで、しっかりと肌を保護してあげましょう。
ポンプ式が使いやすい
赤ちゃん用のシャンプーは、使いやすさも重視して選びましょう。
中でもおすすめなのは、ポンプ式のタイプです。ポンプ式のシャンプーであれば、蓋を開ける必要がありません。
そのため、赤ちゃんを抱っこしながら片手で手軽に使用できますよ。
使い勝手のいい泡タイプ
月齢の低い赤ちゃんにおすすめなのが、泡で出るタイプのシャンプーです。泡で出るタイプは、自分で泡を立てる必要がありません。そのため、赤ちゃんを抱っこしながら、髪を洗うことができます。特にお母さんが一人で沐浴する際には、泡タイプのシャンプーが重宝しますよ。
赤ちゃん用シャンプーの使用期間
赤ちゃん用シャンプーには、全身用と髪用の2種類があります。
では、各々のシャンプーは具体的にいつからいつまで使用すればよいのでしょうか。
ここからは、赤ちゃん用シャンプーの使用期間や、大人用シャンプーに切り替えるタイミングを紹介します。
赤ちゃん用シャンプーはいつから使う?
生後1か月未満の赤ちゃんは、全身用のベビーソープがおすすめです。
首も座っていない時期ですので、赤ちゃんを支えながら、サッと全身を洗い流してあげましょう。
一方、生後半年頃を過ぎたら、赤ちゃん用のシャンプーに切り替えてみましょう。
一般的に、赤ちゃん用シャンプーの方が洗浄力は強く、しっかりと頭皮の汚れを洗い流せます。
そのため、髪が生え揃った赤ちゃんの頭皮を、よりしっかりと洗うことができますよ。
赤ちゃん用シャンプーはいつまで使う?
赤ちゃん用シャンプーの使用には、特に年齢制限はありません。
そのため、お子さんの肌の状態や成長に合わせて、大人用シャンプーに切り替えましょう。
ただし、お子さんの肌が弱い場合には、注意が必要です。
頭皮のトラブルを避けるためにも、慎重に切り替えを進めて下さいね。
大人用シャンプーに切り替える2つのタイミング
赤ちゃん用シャンプーは洗浄力が控えめです。
そのため、洗浄力に物足りなさを感じた際には、大人用シャンプーへの切り替えを検討しましょう。
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- 髪や頭皮のにおい
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- 髪のきしみや絡まり
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しかし、この2つのタイミングはあくまでも目安です。
アトピーや肌が弱いお子さんは、無理に切り替える必要はありません。お子さんの成長と肌に合わせて、使い心地のよいものを選びましょう。
市販の赤ちゃん用シャンプーのおすすめ18選
ここからは、赤ちゃん用シャンプーのおすすめ18選を紹介します。
赤ちゃん用シャンプーは、配合成分はもちろん、使い勝手も重要です。
また毎日使用するものだからこそ、コストパフォーマンスにも注目して選んでいきましょう。
からだも洗える赤ちゃん用シャンプー8選
ここからは、新生児も使える赤ちゃん用シャンプーを紹介します。
今回は、肌へのやさしさや使い勝手を重視し、8品の赤ちゃん用シャンプーをピックアップしました。全身用シャンプー選びの参考に、ぜひ役立てて下さいね。
ジョンソンベビー:ベビー全身シャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:708円】
弱酸性・低刺激・無着色の泡タイプの全身用シャンプーです。水と同じくらいの低刺激で、洗浄成分を肌に残さず洗い上げます。
また、90%天然由来成分のみを使用しているため、生まれたての赤ちゃんも安心して使用が可能です。
ママ&キッズ:ベビー全身シャンプーフレイチェ
【参考価格:1,719円】
無着色・無香料・パラベン&アルコールフリーの泡タイプの全身用シャンプーです。植物由来のアミノ酸洗浄剤配合で、肌のうるおいをしっかりとキープ。
不要な汚れや皮脂だけを落とし、しっとりと洗い上げてくれます。
ミノン:ベビー全身シャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:900円】
皮膚科学をもとに開発された泡タイプの全身用シャンプーです。アレルギーの原因物質を極力カットし、しっとりとした洗い上りを実現。
肌のバリア機能の守りながら、汚れだけを落とします。
ミヨシ石けん:無添加泡で出てくるベビーせっけん
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:454円】
固形石けん成分を配合した泡タイプの全身用シャンプーです。赤ちゃんの肌にも安心な、無香料・無着色・パラベン&アルコールフリー。
きめ細やかな泡で、赤ちゃんの肌をしっとりと洗い上げます。
ピジョン:全身泡ソープ
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:998円】
初めてのバスタイムにも使える泡タイプの全身用シャンプーです。独自の保湿成分ピジョンベビーリピッドを配合。
赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分で、うるおいを残しながら洗い上げます。
アルジタル:ヴェジタル ヘアー&ボディシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:2,970円】
大人気オーガニックコスメブランドの全身用シャンプーです。
液状タイプですが、泡立ちも抜群。また泡切れも良く、デリケートな肌を保護しながら洗いあげます。
ウェリナ:キココ全身シャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:2,200円】
天然植物成分配合の香りのよい全身シャンプーです。天然植物成分とハワイアン海洋深層水を配合し、全身をさっぱりと洗い上げます。
赤ちゃんはもちろん、敏感な肌を持つお子さんにもおすすめです。
ドルチボーレ:ベビーソープ
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:3,520円】
非加熱天然水を使用した泡タイプの全身用シャンプーです。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分を配合し、肌を乾燥から保護。
デリケートな赤ちゃんの肌を、すこやかに整えます。
やさしく髪を洗える赤ちゃん用シャンプー10選
ここからは、やさしく与える赤ちゃん用シャンプーを紹介します。
今回は、肌へのやさしさと保湿力の高さを重視し、10品のシャンプーをピックアップしました。赤ちゃん用シャンプー選びの参考に、ぜひ役立てて下さいね。
資生堂2e:ドゥーエ ベビー泡シャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:1,240円】
敏感肌研究を基に開発された泡タイプの赤ちゃん用シャンプーです。デリケートな赤ちゃんのために、厳選した成分を配合。
クリーミーかつ、きめ細やかな泡で、髪や地肌を包み込むように洗い上げます。
アトピタ:保湿頭皮シャンプー
【参考価格:683円】
頭皮をやさしく保湿する泡タイプの赤ちゃん用シャンプーです。泡のすすぎ残しによるトラブルを防ぐ、低付着洗浄処方を採用。
天然保湿成分を配合し、乾燥による肌トラブルから頭皮を守ります。
ママベビー:ベビーシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:1,650円】
新生児から使えるオーガニックベビーシャンプーです。有機栽培された植物のチカラで、赤ちゃんの髪をすこやかに育てます。
また、オーガニックブランドながら、購入しやすい価格帯も魅力。ほのかの香りも心地よいノンシリコンシャンプーです。
メディスキンキッズ:ナチュラルヘアシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:2,750円】
保湿と洗浄にポイントを置いた泡タイプの赤ちゃん用シャンプーです。ツバキ種子油やラベンダーを配合し、乾燥しがちな赤ちゃんの頭皮にうるおいをプラス。
また、最低限の界面活性剤を使用することで、汚れもしっかりと落とします。
ピジョン:コンディショニング泡シャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:603円】
1歳半から使える泡タイプのシャンプーです。洗浄力と肌へのやさしさを両立し、汗のにおいもしっかりと落とします。
また、なめらかな指通りを叶えてくれる、コンディショニング成分も配合です。
ピジョン:オーガニクスベビーシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:1,630円】
生まれたその日から使える赤ちゃん用シャンプーです。希少性の高いバオバブオイルを配合し、高い保湿力を実現。
また、安心のオーガニック成分で、赤ちゃんの頭皮をやさしく洗い上げます。
ママ&キッズ:ベビーヘアシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:2,150円】
口や目に入っても安心な赤ちゃん用シャンプーです。頭皮の皮脂や汚れをしっかりと落とし、気になるにおいやベタつきを防ぎます。
また、リンス成分不使用ながら、しっとりとした洗い上りも実現しています。
オルナ:オーガニックベビーシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:1,507円】
幅広い世代で使用できる頭皮にやさしい泡タイプのシャンプーです。商品は全てこだわりの日本製。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合し、乾燥しがちな頭皮にうるおいを与えます。
ファンケル:ベビーヘアシャンプー
出典:www.fancl.co.jp
【参考価格:1,152円】
泡切れの良い赤ちゃん用シャンプーです。皮膚科医専門医によるテスト済みで、香料・合成着色料ともに無添加。
デリケートな赤ちゃんの髪や頭皮を、守りながら洗い上げます。また、コンディショニング成分配合で、髪の絡まりも抑えてくれます。
牛乳石鹸:キューピーベビーシャンプー
出典:Amazon.co.jp
【参考価格:555円】
使い勝手の良い泡タイプの赤ちゃん用シャンプーです。キメの細かい泡がワンプッシュで作れるため、コストパフォーマンスも抜群。
厳選した配合成分で、赤ちゃんの肌をやさしく守ります。
赤ちゃんがシャンプーを嫌がる場合
「赤ちゃんがシャンプーを嫌がってうまく洗えない…」。こんな悩みを抱えているママも、多いのではないでしょうか。
赤ちゃんがシャンプーを嫌がるのには、きちんと理由あります。ここからは、シャンプーが嫌いな理由に触れながら、おすすめの対策を紹介します。
赤ちゃん用シャンプーハットが便利
出典:Amazon.co.jp
シャンプーを嫌がる理由で多いのが、顔にお湯がかかるのが苦手というものです。その場合には、シャンプーハットを活用しましょう。
シャンプーハットは0歳児用から販売しており、種類も豊富です。また、中には全く顔が濡れない画期的なシャンプーハットも販売されています。
お子さんの年齢に合わせて、使いやすいシャンプーハットを使用しましょう。
おわりに
お子さんによって、使い心地の良いシャンプーは異なります。だからこそ、購入前には必ず配合成分や対象年齢を確認するよう心がけましょう。
また、毎日使用するものだからこそ、コストパフォーマンスや使い勝手も重要です。今回の記事を参考に、お子さんに合った赤ちゃん用シャンプーを見つけて下さいね。