この記事の目次
はじめに
時を超えて愛される空間へ──ヴィンテージスタイルの魅力
時代を経た家具や雑貨には、新品にはない深みと味わいがあります。流行に左右されず、どこか懐かしく、それでいて洗練された印象を与えるヴィンテージスタイルは、暮らしに個性と温もりをもたらしてくれます。本記事では、そんなヴィンテージスタイルのお部屋を作るための基本の考え方から、取り入れやすいアイテム選びのコツまでをご紹介します。あなただけの「古き良き」空間を、今日から始めてみませんか?
「ヴィンテージ」とは?
「ヴィンテージ」という言葉を聞いても、なんとなくのイメージしか思い浮かばない方もいらっしゃると思います。まずは、「ヴィンテージ」とはどういうものなのかを簡単にご説明したいと思います。
「ヴィンテージ(vintage)」とは、もともとはワインの収穫年や品質の良い年代ものを指す言葉ですが、インテリアやファッションの文脈では、「年月を経て味わいが増した、価値ある古いもの」という意味で使われます。
具体的には、以下のような特徴が挙げられます。
- 時代を感じさせるデザイン
1950〜1980年代など、特定の時代に作られたデザインが多く、現代にはない独特のフォルムやディテールが魅力です。 - 素材の経年変化
木製家具の色味の深まりや、金属のサビ、革の擦れなど、使い込まれることで生まれる風合いが魅力とされています。 - 一点ものの魅力
同じものがなかなか手に入らないため、空間に個性やストーリー性を加えることができます。 - 新品にはない温かみと深み
工業製品としての精密さよりも、「手仕事」や「人の気配」を感じる質感が好まれます。
「アンティーク」との違いは?
「ヴィンテージ」と似た言葉で、「アンティーク」も良く耳にしますよね。
では、両者にはどんな違いがあるのでしょう?
ヴィンテージの定義:
ヴィンテージは、おおよそ20年〜99年前に作られた古いもののうち、品質やデザイン、希少性などから価値が認められているものです。単に「古い」だけではなく、「当時の時代背景や文化を反映しており、現代でも魅力的」と評価されている点が特徴です。
特徴:
- 大量生産品でも、デザインや作りが良いものが多い
- 実用性が比較的高く、現在の生活にもなじみやすい
- レトロ感やノスタルジーを楽しめる
- 現代のトレンドとミックスして楽しむスタイルも人気
例:
1950年代のミッドセンチュリーモダン家具、1970年代のアメリカ製ジーンズ、昭和レトロな家電など。
アンティークの定義:
アンティークとは、一般的に製造から100年以上が経過したものを指します。これは、アメリカやヨーロッパの関税法などに基づく国際的な基準で、多くの美術品・骨董品商もこ の定義に準じています。
特徴:
- 美術的・歴史的価値があるとされる
- 職人の手による緻密な作りや装飾が多く見られる
- 使用にはある程度の扱いの慎重さが求められる
- 美術館級の高級品から、生活に使われていた日用品まで幅広い
例:
19世紀の家具、アールヌーヴォー様式のランプ、古典的な陶磁器など。
「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いは作られた年代ということですね。
どちらも「過去から現在に受け継がれてきた魅力あるもの」という点では共通していますが、選ぶ基準は「何を重視するか」。価値ある古き良きものを暮らしに取り入れる第一歩として、違いを理解しておくことはとても大切です。
・空間に格調や歴史的な重厚感を出したいなら → アンティーク
・生活に取り入れやすく、遊び心のあるインテリアを楽しみたいなら → ヴィンテージ
を選ぶと良いでしょう。
「ヴィンテージスタイルには」どんな種類がある?
一口に「ヴィンテージ」と言っても、実はヴィンテージスタイルには様々な種類があります。それぞれの時代背景や国、デザインの傾向によって個性が異なります。ここでは代表的なヴィンテージスタイルをいくつかご紹介します。
① ミッドセンチュリーモダン(Mid-Century Modern)
- 時代背景:1940〜1960年代のアメリカ
- 特徴:
- 直線的でシンプル、機能美を重視
- チーク材やウォールナット材などの木目を活かした家具
- 明るい色使いやポップな幾何学模様も特徴
- 代表デザイナー:チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン
② インダストリアル(Industrial)
- 時代背景:20世紀初頭〜中期の工業化時代
- 特徴:
- 無骨なスチール、アイアン、無垢材などの素材感
- 工場や作業場を思わせる照明器具や家具
- 配管がむき出しになったような意匠も人気
- 雰囲気:クールで男性的、ロフト風インテリアにも◎
③ シャビーシック(Shabby Chic)
- 時代背景:1980年代にイギリスで人気に
- 特徴:
- 使い古されたようなペイントや白を基調とした優しい色合い
- アンティーク風の曲線的な家具やレース素材
- フレンチカントリーやプロヴァンス風と相性が良い
- 雰囲気:女性的でロマンティック、ナチュラルで柔らかい印象
④ レトロモダン(Retro Modern)
- 時代背景:1950〜70年代の日本やアメリカ
- 特徴:
- ビビッドなカラー(オレンジ、マスタード、グリーンなど)
- 丸みを帯びた家具や、懐かしい家電デザイン
- 昭和レトロやアメリカンダイナー風の演出に使われる
- 雰囲気:どこか懐かしく、ポップで楽しい空間に
⑤ スカンジナビアンヴィンテージ(Scandinavian Vintage)
- 時代背景:1950〜70年代の北欧
- 特徴:
- 明るい木材(ビーチ、オークなど)とミニマルなデザイン
- 機能性と温かみを両立させた家具
- デンマークやスウェーデンの家具が有名
- 代表ブランド:アルテック(フィンランド)、フリッツ・ハンセン(デンマーク)
⑥ アメリカンヴィンテージ(American Vintage)
- 時代背景:1920〜70年代のアメリカ
- 特徴:
- 西海岸風、ダイナー風、ウエスタン風など多彩
- ダイナミックで開放的、カジュアルな雰囲気
- スチール製家具やレザーソファが象徴的
⑦ フレンチヴィンテージ(French Vintage)
- 時代背景:19〜20世紀初頭のフランス
- 特徴:
- クラシックで優雅、繊細な装飾と曲線美
- アイアン×ウッドの家具やペイントされた家具が多い
- パリのアパルトマン風にも人気
たとえば「ミッドセンチュリーモダン × インダストリアル」や、「北欧 × シャビーシック」など、異なるテイストを組み合わせて自分だけの空間を作るのも楽しみの一つです。
今回はこの中から、王道と言われる「ミッドセンチュリーモダン」に絞って、お部屋作りのご提案をさせていただければと思います。
「ヴィンテージスタイル」のお部屋作りのポイント
~「ミッドセンチュリーモダン」編~
ここからは、ヴィンテージスタイルのお部屋作りをするために押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。
まず、なぜ「ミッドセンチュリーモダン=王道」と言われるかというと、
- “ヴィンテージ家具”=ミッドセンチュリーの名作家具という認識が広く定着している
→ イームズチェアやネルソンのベンチなど、インテリア雑誌やカフェでよく見かけるため、印象に残りやすいです。 - 木の質感 × スタイリッシュなデザインで、古さよりも「おしゃれ」「味わい」を感じさせる
→ 年月の経過による風格が魅力的で、劣化ではなく「価値が増す」と捉えられるデザインです。 - 現代インテリアとも相性が良い
→ 無印良品や北欧インテリアなど、現代のシンプル志向とも調和するため、幅広い層に受け入れられやすい。
などの理由が挙げられます。
ミッドセンチュリーモダン(Mid-Century Modern)なお部屋づくりには、「シンプルさ」「機能美」「木の温もり」の3要素がとても大切です。以下に、具体的なインテリアのポイントをまとめました。
ミッドセンチュリーモダンなお部屋作り 6つのポイント
① 家具は“名作デザイン”を1点でも
- イームズチェア、ネルソンベンチ、ハーマンミラーのソファなどが代表例。
- 難しければ、リプロダクト家具(復刻版)でもOK。
- “名作を1つだけ置く”だけでも空間にミッドセンチュリー感が出ます。
脚が細く、斜めについた“テーパードレッグ”の家具を選ぶと雰囲気が出やすいです!
② 木材+直線的なデザインを意識
- チーク材やウォールナット材など、温かみのある中間〜濃いめの木色が◎。
- 家具の形は曲線よりも、直線的で機能的なフォルムを選ぶのが基本。
③ カラーバランスは「ベース+アクセント」
- ベースカラー:白・グレー・ベージュなどの落ち着いた色
- アクセント:マスタードイエロー、ターコイズブルー、オリーブグリーンなど
→ 1960年代らしいレトロな色を小物やクッションで取り入れると、ぐっと雰囲気UP。
④ 照明は“造形美”で選ぶ
- アルコランプ(アーチ型のフロアライト)やスプートニクランプ(放射状ペンダント)など、照明自体が主役になるようなデザイン性あるものを選ぶと◎。
- 電球色の柔らかい光がマッチします。
⑤ アートやポスターで個性を
- 幾何学模様、抽象画、タイポグラフィなどのヴィンテージ感のあるアートポスターを壁に。
- 1960年代の映画ポスターやデザイナー作品も人気。
⑥ 「抜け感」を意識して空間を整える
- 家具を詰め込まず、空間に余白を持たせることで“モダン”な印象に。
- 「見せる」収納と「隠す」収納を分けて、生活感を抑えめに。
ここまで聞くと、なんだかハードルが高そうに感じてしまいますよね。でもご安心ください!実はヴィンテージスタイルはプチプラでも叶える方法があるんです。以下に、低価格でも素敵な雰囲気に仕上げるポイントをお伝えします。
お金をかけずに「印象をつくる」3つの鍵
- 家具は“脚の形”と“木目”でミッドセンチュリー感を出す
- アクセントカラーを1~2色だけ効かせる(やりすぎ注意)
- 照明とポスターで「古くておしゃれ」な雰囲気をつくる
【プチプラ】ミッドセンチュリーモダンなお部屋作り7つのポイント
① 【家具】リプロダクト家具を活用しよう
- 名作家具の雰囲気を再現したリプロダクト(復刻)品なら、1〜2万円台でも入手可能。
- 楽天、Amazon、LOWYA、ニトリなどで「イームズ風」「ミッドセンチュリー風」と検索してみましょう。
例:
- イームズ風チェア(3,000〜8,000円)
- ウォールナット調TVボード(10,000円前後)
- 斜め脚×木目×直線デザインのローテーブル(7,000円〜)
② 【カラー】小物でレトロカラーをプラス
- ソファや家具はベーシックカラーでまとめて、クッションやラグでビビッドカラーを投入。
- 色の選び方は「60年代風カラー」=マスタード・ターコイズ・オリーブ・オレンジなど。
ダイソー・3COINS・ニトリ・無印などでも使えるアイテム多数。
③ 【照明】安価でもデザイン重視で
- スプートニク風シーリングライトや、アーチ型のフロアランプはネットで探せば1万円以内でも見つかります。
- 難しければ、レトロ電球+木製やアイアン素材の照明で代用可能。
「ヴィンテージ風 LEDライト」「工業系ライト」など
④ 【ラグ】抽象柄や幾何学模様を選ぶ
- ラグは面積が大きいので雰囲気づくりに◎
- 幾何学模様、抽象柄、レトロカラーのプリント入りで探しましょう。
⑤ 【アート】ポスターで“壁の主役”を作る
- 北欧ポスターや抽象画、タイポグラフィは1000円〜でも購入可能。
- IKEA、楽天、minne、100均額縁+自作印刷でもOK!
⑥ 【時計・小物】レトロ感のある雑貨を少しだけ
- ネルソンクロック風の壁掛け時計
- ウッドフレームのミラー
- セラミックの花瓶や観葉植物(フェイクでも可)などもおすすめ。
ニトリ:ウォールナット調家具やシンプル雑貨が多い
IKEA:北欧テイストをミッドセンチュリーモダン風にアレンジできる家具がある
LOWYA:ミッドセンチュリー系家具が多く、価格も抑えめ
楽天/AMAZON:リプロダクト家具の宝庫
3COINS/ダイソー:アクセント小物やクッションカバーなどで活用
それではここからは、おすすめの家具やアイテムを”こだわり派”と”プチプラ派”に分けてご紹介していきたいと思います。
おすすめ家具5選 ~こだわり派~
イームズ プラスチックシェルサイドチェア
チャールズ&レイ・イームズが生み出した成型「シェルチェア」は、戦時中の技術を応用したシンプルで美しいフォルムが特徴です。ハーマンミラーはその精神を受け継ぎ、2001年にリサイクル可能なポリプロピレン版を、2022年には再生プラスチック使用の新モデルを発表しました。ややマットな質感のシェルや、快適な座面の縁など、細部にまで配慮が行き届いています。ヴィンテージ感と現代的なカラー展開で、あらゆる空間に馴染みます。本物の証としてギャランティカードも付属。サイズは高さ806mm、幅457mm、奥行き533mm、シート高438mmです。
Nelson Platform Bench(プラットフォームベンチ)
ジョージ・ネルソンの名作をリプロダクトした、ミッドセンチュリースタイルのローテーブル/ベンチです。幅122cm、奥行47cm、高さ37cmで、天板にはアッシュ材を使用し、ブラック塗装でモダンな印象に仕上げています。脚部にはビーチ材を使用し、全体的に洗練されたデザインが魅力です。重量は12kgと軽量で移動も簡単。組み立て式で、省スペースでも活躍します。ブランドはsandy style。
E-comfort ノグチテーブル イサム・ノグチ アッシュ材 強化ガラス リプロダクト センターテーブル コーヒーテーブル
イサム・ノグチが1944年にデザインしたガラステーブルのジェネリック製品です。幅126cm、奥行91cm、高さ41cmのゆったりサイズで、天板は厚さ19mmの強化ガラス(ヒートソーク加工済)を使用。フレームにはアッシュ材を採用し、自然な木目が一つひとつ異なるのも魅力です。重量は約57kgとしっかりした作りで、2個口でのお届け・組み立て式。ブランドはE-comfortです。
フローレンス・ノール ラウンジソファ 1人掛け [1P]
フローレンス・ノールがデザインした1人掛けソファは、1954年のラウンジコレクションに由来するミッドセンチュリーな名作。モダンクラシックの雰囲気を漂わせつつ、直線的で洗練されたフォルムが魅力です。深めの座面でゆったりとくつろげる座り心地。イタリア製の総本革やステンレス素材を使用し、上質な仕上がりに。サイズは約W80×D80×H60–78×SH44cm。ブランドはDAIVAで、受注生産品です。
フィン・ユール アームチェアー「Model192」(チーク)
フィン・ユールが1963年にデザインしたアームチェア「Model 192」は、France&Son社で製造された名作です。流線型のアームや浮いたように見える座面が特徴で、家具の彫刻家と称される彼ならではの美しいシルエットが魅力。どの角度から見ても優雅なフォルムを楽しめます。背と座は黒の本革で張り替えられており、使うほどに味わいが増します。チーク材を使用し、木部にはわずかな使用感があるものの、全体的に良好なコンディション。サイズは幅71×奥行65×高さ83×座面高47cm、デンマーク製です。
おすすめアイテム5選 ~こだわり派~
アーネ・ヤコブセン AJ フロア
アーネ・ヤコブセンが1957年にSASロイヤルホテルのためにデザインした「AJランプ」は、直線や斜角を組み合わせた独特のフォルムが特徴で、建築や家具と調和するよう設計されました。テーブル、フロア、ウォールなど多彩なバリエーションがあり、ホテル内では銅やステンレス製のモデルが使用されていました。ミニマルで洗練されたデザインは今も世界中で愛されており、2020年にはホテル開業60周年を記念して「AJテーブルミニ」が再登場。サイズは幅275mm × 高さ1300mm × 奥行215mm、重量は最大3.5kgです。
ネルソン サンバースト クロック
ジョージ・ネルソンが1948年から1960年にかけてデザインした「ウォール クロック」は、ミッドセンチュリーデザインの象徴的存在として知られています。中でも「サンバースト クロック」は、放射状のデザインが特徴でインテリアのアクセントに最適です。ウッドとメタルを使用した本体に、クオーツ式ムーブメントを採用。単3電池1本で動作します。サイズは直径470mm、原産国はEUです。製品名は「Wall Clocks - Sunburst Clock」。
アラビア Otsoオッツォ ティーカップ&ソーサー/TC1
ARABIAの人気デザイナー、ウラ・プロコペが手がけた「Otso(オッツォ)」は、果物や花が描かれたシリーズで、1975〜1978年に製造されました。Sモデルのティーカップ&ソーサーは厚みがあり、スープやグラタンのカップとしてもおすすめです。またアイスクリームなど デザートカップにも嬉しいサイズです。カップは口径10.2cm、高さ5.5cm、容量約260ml、ソーサーは幅16.0cmです。
イームズ夫妻 ポスター イームズ カバー プリント Arts & Architecture, Nov 1944
「Arts & Architecture」はミッドセンチュリー期のアメリカで大きな影響力を持った雑誌で、チャールズ&レイ・イームズはその制作に深く関わりました。特にレイ・イームズは1941〜1947年の間に27冊の表紙をデザインしています。ヴィトラが製品化したこのポスターは、1944年11月号の表紙を高品質なシルクスクリーンで再現したものです。サイズはW330×H422mm、素材は高品質スクリーンプリント。原産国はEUです。
マリメッコ Pieni Unikko クッションカバー 50x50cm
マリメッコを代表する「Unikko」柄のクッションカバー(50×50cm)は、気分を明るくする華やかな総柄デザインが魅力。ジッパー開閉式で使いやすく、自宅でお手入れ可能なコットン素材を使用しています。肌触りが良く、インテリアに取り入れるだけで空間がぱっと華やかに。シンプルながら印象的なアイテムです。
おすすめ家具5選 ~プチプラ派~
LOWYA [幅110] ローテーブル ローデスク 天然木使用
ソファでの食事に最適な高さ45cmの無垢材テーブルは、ワンルームや一人暮らしにぴったり。西海岸風インテリアにも合うデザインで、自然な木目が魅力です。パイン無垢材を使用し、質感や香りも楽しめる本格仕様。面取り加工や逆台形の脚でデザイン性と安全性を両立。耐荷重20kgで実用性も高く、ローテーブルやローデスクとしても活躍します。サイズは幅110×奥行60×高さ45cm。
IKEA VACKERBY/ヴァッケルビー 2人掛けソファ/ レマルン
「ヴァッケルビー/2人掛けソファ」はシートとアームレストが高めで、まっすぐな姿勢で座れて立ち上がりもラク。脚が高いので掃除機がかけやすく、背もたれとシートクッションのカバーは洗濯機で洗えてお手入れ簡単です。パーツが少なく組み立てや解体が容易で、引っ越しもスムーズ。さまざまなクッションを足して快適さをアップできます。サイズはアームレスト高60cm、奥行67cm、高さ74cm(背もたれ込み)、シート奥行48cm、シート高41cm、シート幅117cm、全幅129cmです。
山善(YAMAZEN) サイドテーブル スリム 【完成品】
山善(YAMAZEN)のサイドテーブルは、コンパクトで使い勝手の良い完成品です。サイズは幅33cm、奥行33cm、高さ52.5cmで、ちょっとしたスペースにぴったり。天板はウォルナット調の合成樹脂化粧繊維板を使用し、落ち着いた雰囲気を演出します。フレームはスチール製で安定感も◎。組み立て不要で、すぐに使えるのも嬉しいポイントです。
CICINELL イームズ シェルチェア ダイニング リビングチェア
CICINELLのチェアは、シンプルで実用的なソリッドバックスタイルの椅子です。サイズは幅46cm、奥行40cm、高さ82cmと、省スペースながらしっかり座れる設計。素材には軽量で丈夫なポリプロピレンを使用し、日常使いに最適です。グレーのカラーが落ち着いた印象で、様々なインテリアにマッチします。背もたれは一体型のソリッドデザインで、すっきりとした外観が特徴です。
無印良品 リビングでもダイニングでもつかえるソファチェア・オーク材
無印良品の「リビングでもダイニングでもつかえるソファチェア」は、座り心地と耐久性に優れたモールドウレタン仕様のクッションを採用しています。素材はオーク材突板を使用し、ウレタン樹脂塗装仕上げ。サイズは幅55×奥行78×高さ77cm、座面高41cm、座面サイズは約54×60cmで、脚間の内寸は幅46×奥行78×高さ24cm。カバーは別売りで、装着して使用する仕様です。天然木使用のため木目や色味に個体差があります。
おすすめアイテム5選 ~プチプラ派~
LOWYA クッションカバー アート
ナチュラルな空間に馴染みつつ、さりげなくおしゃれなアクセントになるクッションカバー(※カバーのみの販売)。凹凸のあるテクスチャが柔らかい雰囲気を演出し、背面は無地でリバーシブル風に使えます。洗濯機で丸洗い可能でお手入れも簡単。サイズは45×45cm、デザインは「フローライン」と「スプリンクル」の2種類です。
LOWYA [幅25] ウォールクロック 電波時計
シンプルで無駄のないデザインが魅力の電波ウォールクロック(幅25.5cm)。電波式なので時刻合わせの手間が不要で、常に正確な時間を表示します。厚みのあるフォルムとおしゃれなインデックスが、壁のアクセントとして目を引く存在に。素材はポリスチレンとガラスを使用し、ムーブメントは滑らかに動くスイープ式。単3電池1本で作動します(別売)。
IKEA KÄLLARHALS/シェッラルハルス 花瓶 オレンジ 26 cm
KÄLLARHALS(シェッラルハルス)は、Anna Efverlundがデザインし、1995年にIKEAカタログでSNURRA(スヌッラ)として紹介された花瓶です。Nytillverkad(ニティルヴェルカード)コレクションの一部として再登場した、イケアのクラシックアイテムのひとつ。細長く口の狭い形状で、花をまっすぐ生けやすいデザインです。直径11cm、高さ26cm。モダンな空間にも自然に溶け込む一品です。
IKEA VÄXBO/ヴェクスボー アートカード, 抽象アート, 13x18cm
VÄXBO(ヴェクスボー)アートカードは、部屋の雰囲気を手軽に変えたり、自分らしさを演出できるアイテムです。コラージュフレームと組み合わせて、壁や棚にミニギャラリーをつくるのに最適。個性的な空間を演出したい人におすすめです。サイズは幅13cm、高さ18cm、8枚入りのセットです。アート初心者にも取り入れやすい手軽さが魅力です。
LOWYA フロアライト スタンドライト スチール 大理石 角度調節
LOWYAの「フロアライト」は洗練されたデザインの照明器具です。ゴールドカラーとマットな質感で上質な空間を演出。光をやわらかく拡散し、どんなインテリアにも調和します。大理石の台座が高級感をプラス。3カ所で角度調整ができ、実用性も◎。サイズは幅25×奥行31×高さ155cm。E26・60W以内の電球対応(別売り)。
いかがでしたか?
今回は、「ヴィンテージスタイル」のお部屋作りの中でも「ミッドセンチュリーモダン」に絞ってお伝えしました。
ミッドセンチュリーモダンスタイルは、1940〜1960年代を中心に広がったデザインムーブメントで、シンプルで機能的なフォルム、自然素材の温かみ、そして時代を超えて愛される洗練された美しさが魅力です。現在も多くのインテリアに取り入れられ、ヴィンテージと現代の要素を調和させた空間づくりに最適なスタイルです。
まずは王道のヴィンテージスタイルから挑戦してみたい、という方は、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
次回以降は、他のヴィンテージスタイルについてもお伝えできれば、と考えております。また、「アンティークスタイル」についてもいつかお伝えしたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!