
はじめに

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「ボードゲームって、大勢で集まってわいわい楽しむもの」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
でも実は、一人でじっくり遊べるものや、二人だけで楽しめるゲームも、たくさんあるんです。
私自身、一人っ子で子どものころから「一人でも遊べるゲーム」に惹かれてきました。
今でも、大勢で集まるより、少人数でじっくり楽しむほうが性に合っているなと感じます。
この記事では、そんな私のように——
少人数の家庭で暮らしていたり、にぎやかな集まりが少し苦手だったり、
「一人でも気軽に遊べるゲームを探している」という方に向けて、
一人から遊べる少人数向けのボードゲームをご紹介します。
静かなひとときが、ちょっと特別に感じられるような、そんなゲームを見つけてみませんか?
少人数向けボードゲームとは?

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ボードゲームというと、つい「4人以上で集まって遊ぶもの」というイメージを持ちがちですが、実際には“1人〜2人で遊ぶこと”に特化したゲームも多く存在しています。
こうした少人数向けのボードゲームは、参加者が少ないからこそ、テンポよく進み、じっくり思考を巡らせるような遊び方ができるのが魅力です。
一人でじっくり遊べる「ソロゲーム」は、自分のペースで静かに楽しめるのが特徴。
読書やパズルに似た、集中と没頭のひとときを味わえます。
一方、2人で楽しむゲームは、ルールがシンプルでも奥深く、お互いの性格や思考が見えるような、親密なコミュニケーションの場になることも。
大勢で盛り上がる賑やかな時間も素敵ですが、
少人数で過ごす、静かで穏やかなひとときもまた、ボードゲームならではの楽しみ方のひとつです。
どんな風に選べばいいの?

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少人数向けのボードゲームといっても、その種類や雰囲気はさまざまです。
まずは、自分が「どんな時間を過ごしたいか」「どんな遊び方が好きか」を思い浮かべてみると、ぴったりの一作に出会いやすくなります。
一人で、じっくり考えながら遊びたい方へ
一人で集中する時間が好きな方には、ソロ専用やソロモードがあるゲームがおすすめです。
パズルのように空間認識を使うもの、物語を読み進めるような冒険型、得点を伸ばすために工夫を重ねていく戦略型など、種類も豊富。
読書や静かな趣味に近い感覚で楽しめるものが多いのも特徴です。
パートナーや家族と、ゆっくり遊びたい方へ
2人で遊ぶゲームは、互いの思考を読み合う駆け引き系から、協力して目標達成を目指す協力型まで幅広くあります。
短時間でサクッと終わるものもあれば、じっくり1時間以上楽しめるタイプも。
相手とのやり取りを大切にしながら、穏やかな時間を共有できるのが魅力です。
小さなお子さんと一緒に楽しみたい方へ
小学生以下のお子さんなどと遊ぶ場合は、ルールがシンプルで、見た目も親しみやすいゲームが向いています。
言葉のやりとりやちょっとしたジェスチャーで盛り上がれるタイプなら、大人も自然と笑顔になれるはず。
「一緒に楽しむ」ことがメインなので、勝ち負けにこだわらなくてもOKな内容がおすすめです。
気ままに一人の時間を過ごしたい方へ
ルールを深く覚えなくても、ふとしたときに手に取って楽しめるような“ライトな一人遊び”もあります。
パズル感覚で遊べるゲームや、日替わりで挑戦できる問題集のようなスタイルなど、短時間でも満足感のあるものを選ぶと、心地よいリズムで一日を過ごせるかもしれません。
ひとことで「少人数向け」と言っても、その奥にはさまざまな世界が広がっています。
あなたがどんな風に遊びたいか、そのイメージからゲームを選んでみるのも、ひとつの楽しみです。
それではここからはおすすめの少人数向けボードゲームをご紹介していきたいと思います。
少人数向けボードゲームおすすめ10選
[ ギガミック ] Gigamic カタミノ KATAMINO (カタミノ)

『カタミノ』は、カラフルな木製ブロックを使ってマス目をぴったり埋めていくパズルゲームです。ルールはとてもシンプルなのに、いざやってみると「あと1ピースが入らない…!」というもどかしさに、つい何度も挑戦したくなります。組み合わせは36,000通り以上あり、難易度も自由に調整できるので、子どもから大人まで夢中に。落ち着いた木の手触りや美しいデザインも魅力で、遊んでいないときはインテリアとしても楽しめます。考えるほどハマっていく、頭と手をフル回転させるゲームです。
GP ウボンゴ ブレインゲーム 1人用ゲームセット

『ウボンゴ ブレインゲーム』は、大ヒットパズルゲーム「ウボンゴ」を1人でも楽しめるようにした特別版です。「ウボンゴ」は、配られたピースをできるだけ早く指定の形にぴったりはめるスピード勝負が魅力のゲーム。このソロ版では、その面白さはそのままに、200問のパズルにじっくり挑戦できます。持ち運びやすい丈夫なプラスチックケース入りで、旅行や移動中のお供にもぴったり。ひらめき力と集中力を同時に鍛えながら、気がつけば時間を忘れて夢中になってしまいます。
JUGAME STUDIO ディグアンドコレクト DIG and COLLECT

『ディグアンドコレクト』は、あなたが化石ハンターとなって地層を掘り進み、貴重な化石を発見していく1人用カードゲームです。掘り進めるほどに、希少な化石を見つけるチャンスが増える一方で、資金や研究のやりくりも必要。戦略的に掘削を進めながら、未知の化石を見つけて古生物学の発展に貢献しましょう。地層の奥には、誰も見たことのないレアな化石が眠っています。ロマンと知的興奮あふれる発掘体験で、伝説の化石ハンターを目指してください。
Oink Games ナインタイル 新装版

『ナインタイル』は、表裏で模様が異なる9枚のタイルを、お題カード通りに並べるスピード勝負のパズルゲームです。ルールは「動かす・ひっくり返す」だけと超シンプルなのに、思った通りに揃わないもどかしさがクセになります。「このタイルの裏はなんだっけ?」と考えながら手を動かすうちに、脳がどんどん活性化。子どもから大人まで楽しめて、家族や友達と短時間で盛り上がれるのも魅力です。2個合わせれば最大8人で遊べるので、少人数でも大人数でも活躍するパーティパズルです。
itten トーキョーハイウェイ ソロ 1人用 (30分 8歳から)

『トーキョーハイウェイ』は、立体的に高速道路を組み上げていくバランス&戦略ゲーム。
限られた資材を使い、相手よりも先に車をすべて走らせることを目指します。そしてこの「ソロモード」では、柱の高さや道路の方向が指定されたカードに従い、ひとりで複雑な高速道路を作り上げていくパズル感覚の挑戦が楽しめます。自分だけの都市高速ネットワークを完成させる達成感は格別です。
※この商品単体では遊べません。『トーキョーハイウェイ レインボーシティ』と組み合わせてプレイ可能です。
『トーキョーハイウェイ レインボーシティ』はこちら↓

Kosmos Catch the Moon

『キャッチ・ザ・ムーン』は、美しいデザインとちょっと不思議な世界観が魅力のスタッキングゲーム。サイコロを振って指示通りに木製のはしごを配置し、雲の上の月を目指して登っていきます。はしごが揺れたりズレたりするたびにハラハラドキドキ!倒してしまうと「雨粒」をもらい、ゲーム終了時に雨粒が一番少ない人が勝ちです。協力モードもあり、みんなで月を目指す遊び方も可能。一人プレイでは、芸術作品のように美しいはしごタワーを作り上げる楽しみ方もおすすめです。
クロノノーツゲーム バトルライン 日本語版 2023 (新版)

『バトルライン』は、9つの戦場でカードを出し合い、より多くの旗を奪い合う2人用対戦カードゲームです。毎ターン1枚ずつカードを置き、3枚そろったらポーカーのような役順で勝敗を決定。先に「隣り合う3つ」または「合計5つ」の戦場を制したプレイヤーが勝利します。運と戦略、そして相手の出方を読む駆け引きが勝負のカギ。2023年に改良された新版では、従来の木製フラッグがガラス製になり、より美しく!コンパクトなボックスで持ち運びやすいのも魅力です。短時間で熱い頭脳戦を楽しめる、名作対戦ゲームです。
すごろくや ゴブレットゴブラーズ (日本語版)

『ゴブレット・ゴブラーズ』は、見た目はキュート、中身はかなり頭脳派な立体三目並べです。自分の駒を置くだけでなく、より小さい駒にかぶせたり、かぶせを外して再利用したりと、戦略の幅がぐっと広がります。「あれ、この下に置いたの何色だっけ!?」という記憶勝負の場面も多く、思わぬ逆転劇が生まれることも。トサカ付きのゴブラーズ駒は見た目も可愛く、手に取るだけでテンションUP。短時間でサクッと遊べるのに、油断すると負ける奥深さが魅力です。子どもから大人までワイワイ盛り上がれる、笑いと駆け引きが詰まったゲームです。
マテルゲーム(Mattel Game) ブロックス(Blokus)

『ブロックス』は、フランス生まれのシンプルで奥深い陣取りボードゲーム。各色21個の形の異なるピースを、角が接するようにボードに置いていくだけでルールは簡単。でも相手の手札やボードの状況を読みながら置かないと、最後に置けずに逆転されることも!2~4人で遊べ、少人数でも対応可能なので家族や友達と短時間で楽しめます。全員が置けなくなったら終了、置いたピースが多い人が勝利。頭を使いながらも、サクッと遊べる戦略ゲームの定番です。
シーモンジャパン(CmonJapan) ノースウッド! 1人用カードゲーム

『ノースウッド!』は、かわいい森の王様になって領土をまとめる1人用トリックテイキングゲームです。8つの領土を巡り、指導者たちと会談して協力を取り付けながら、手札を上手に管理して目標得点を目指します。仲間の固有能力を活かしたり、強力な効果を使ったりと戦略性も抜群。3段階の難易度と24匹の領主で、何度でも遊べる無限のリプレイ性が魅力です。シナリオブック付きで、基本ゲームの後も物語を楽しみながらチャレンジ可能です。
いかがでしたか?

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一人でじっくり、自分のペースで頭を使う時間も楽しいですし、大切な人と少人数で向き合いながら、ゆっくり戦略や駆け引きを楽しむ時間も格別です。
今回ご紹介したゲームたちは、短時間で遊べるものからじっくり考えるタイプまでさまざま。
ソロプレイで自分の世界に没頭するのもよし、二人や少人数でちょっとした対戦や協力を楽しむのもよし。
ぜひ、おうち時間や休日のひとときに、自分だけのゲームタイムを楽しんでみてください。
小さなボードの上で、意外な発見や笑い、集中のひとときが待っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。










